松戸まつど
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まちの営み・モノコト 2020年11月27日

ラジオ体操でコロナを吹っ飛ばせ!

日本で「ラジオ体操」が始まったのは昭和3年(1928年)、今から92年前のことです。電波に乗って、決まった時刻にラジオで放送されました。
現在、松戸運動公園で毎朝行われているラジオ体操の会は、昭和63年(1988年)の発足ですから、今年で32年になります。およそ100人前後の人が、毎朝集まってきます。
市民記者の私も、毎日参加しています。

マスクを着用し、十分な間隔をあけて実施しています。

今回、ラジオ体操の会の関係者のみなさんの協力を得て、記事としてまとめました。

松戸「健康ラジオ体操の会」の歩み

昭和63年(1988年)7月20日より「早朝保歩会」として発足。
出席者数(累計)は、令和2年10月末現在で 868,674名。夏期最大 260名を超えた日もありました。
3年後には累計出席者 100万人に到達する見込みです。
平成20年(2008年)8月18日 NHKの夏期巡回ラジオ体操「みんなの体操会」開催(松戸運動公園陸上競技場)
平成25年(2013年)5月29日 松戸市制施行70周年で、松戸市・本郷谷市長より同会に感謝状を授与される

推薦者は元県会議員の本清秀雄氏です。当時の会長・佐藤嘉郎さんをはじめ、当会の5名が感謝状を受け取りました。

元県会議員の本清秀雄氏(※撮影時のみマスクを外していただきました)

授与式の様子(平成25年5月撮影)

古参メンバーの吉岡悟さん(87歳)と高野昭四郎さん(86歳)にお話を伺いました。

左から吉岡悟さん、高野昭四郎さん(※撮影時のみマスクを外していただきました)

―吉岡さん・高野さん
「私(高野さん)が用意したお酒で新年を祝ったり、ラジオ体操の会のメンバー有志で近くの神社に初詣に行ったりします。以前は、北松戸会館で忘年新年会を開いたこともありました。

なにせ、高齢者が中心です。体調を崩しても、回復してまた顔を出してくれると嬉しく思います。」 

北松戸会館での忘年会の集合写真(平成17年12月撮影)


全国公開生放送

写真提供:前田利彦さん(南花島)

写真提供:前田利彦さん(南花島)

平成20年8月18日、松戸市制施行65周年事業の一環として、NHKの夏期巡回ラジオ体操「みんなの体操会」が開催されました。主催はかんぽ生命・NHK・全国ラジオ体操連盟、共催は松戸市・松戸市教育委員会。
会場は、松戸運動公園陸上競技場。
快晴に恵まれ、約2,000人が参加しました

写真提供:前田利彦さん(南花島)

写真提供:前田利彦さん(南花島)


松戸「健康ラジオ体操の会」現在の主な活動 

・NHKラジオ体操の放送と同じ、朝6時30分から、原則として毎日行っています。
・学童の夏休み時には、出席カード持参者(児童・幼児)にご褒美を贈っています。
・例年は、元旦にラジオ体操の後、お神酒などで新年を祝ったり、適宜親睦会をしています(令和3年の元旦は見送る予定です)。
子どもたちへのご褒美などの資金は、夏休みのはじめに公園内に募金箱を置き、会の運営資金やラジオの電池代にも充てています。ラジオ体操の会は、会費無料です。

現会長(5代目)北川千津子さん(※撮影時のみマスクを外していただきました)

現会長の北川千津子さんのお話。
―北川さん「嬉しく思うことは、みなさん、コロナに負けないよう、間隔に気をつけて体操をしていること。今年もなんとか元旦から1日も休まずに続けることができました。
年々、夏休みに参加する子どもたちが減っていることは残念です。以前は80人くらい参加してくれていました。」

集合場所は象さんのすべり台がある児童公園

参加者は高齢者が中心ですが、間隔をあけ、ソーシャルディスタンスをとりながら交流を深めています。
松戸市内の他の場所でも開かれているそうです。

健康ラジオ体操の会 近況スナップ

令和2年11月撮影。
朝陽が運動公園の東に昇りはじめる頃、明るい声で「おはようございます」と、朝の挨拶を交わしてからラジオ体操をしています。
主会場は、児童公園(象さんの広場)ですが、一段下の野球場の外周道路にまでも並んで体操しています。

富田久代さんとお孫さんの空也くん

発足当初から会の運営に携わって来た、役員はじめ会員のみなさん、これまで本当にありがとうございます。

おわりに

今回のレポートは、私の市民記者としての10回目の報告になります。
松戸市内の子どもたちの活動や、文化活動などをご紹介しています。ぜひご覧ください。

過去の記事は、こちらのリンクからご覧いただけます。
廣瀬 亘

廣瀬 亘 (ひろせ わたる)

東京浅草生まれ。松戸在住54年。趣味は歩くこと・ラジオ体操・短歌・囲碁・LINE・Facebook。広報まつどを見て、歩く催しやまつど生涯学習大学講座に参加。知り得たホットな穴場や文化活動や若い人たちの活動を中心に紹介しています。

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