松戸まつど
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みどり・農 2024年9月30日

松戸の梨から広がる~美味しいの輪~!【続編】

  • 松戸の梨園を訪れた渡辺代議士(前列 赤いシャツ)とロバート高田大使(前列中央)一行

  • 突然ですが、松戸の梨が日本から遠く離れたドミニカ共和国で育っていることをご存じでしょうか?
    2016年11月、松戸の梨の苗がドミニカ共和国へ渡りました。
    詳しくは下記のリンク(清水記者の記事)で。

    清水美惠子さんの記事:「松戸の梨から広がる~美味しいの輪~!」

    あれから8年。
    今年8月に行われたドミニカ共和国大統領就任式典へ、特派大使として参加された渡辺ひろみち代議士が、同国で松戸市の梨を育成・栽培するJICA支援の梨プロジェクトの現場・コンスタンサ市を訪れ視察。その後の交流として、在日ドミニカ共和国ロバート高田大使が松戸市の梨園を訪問される事になり、記者も同行し、その様子をカメラに収めてきました。

  • ドミニカ共和国にて梨の育成状況を確認(渡辺事務所提供)

  • コンスタンサ市視察の様子(渡辺事務所提供)

  • 松戸の梨は、えがおの梨

    今回視察に訪れた松戸の梨園は、8年前と同じ「高春園」。
    もちろん案内をするのも高橋さんです。
    ロバート高田大使らが訪問するということで、松戸市からは文化スポーツ部国際推進課、松戸市国際交流協会、松戸市観光協会の方々が、両国の梨の交流をデザインしたシャツを着てお出迎え。
    渡辺代議士もロバート高田大使も仲良くシャツを着て、まずは記念撮影。

  • お揃いのシャツで記念撮影

  • MATSUDOMINIKA 『DO』が重なっていますね

  • 記念撮影が終わったらいよいよ梨園へGO。
    梨園には大きな梨がたくさん実っています。

  • いざ梨園へGO!

  • 梨「かおり」がたわわに実ります

  • 高橋さん「これは『かおり』という梨で1キロほどの大きさに成長するんですよ。」「こちらは『豊水』、ちょうど今がシーズンですね。」
    と説明をしながら進んで行き、とある木の前で立ち止まりました。
    高橋さん「これがドミニカ共和国にも植えられた『秋のほほえみ』で『秋月』を改良したものです。」

  • 「秋のほほえみ」の説明を受け「これですか」と感慨深そうな渡辺代議士

  • 「秋のほほえみ」をもぎ取るロバート高田大使

  • そう高橋さんが説明すると
    渡辺代議士「これですか、向こうのと同じですか?」と、感慨深そう。
    ロバート高田大使「取って良いですか?」と手を伸ばし、重さや形を確認していました。
    そして高橋さんが隣の木の方へ行き
    高橋さん「これもドミニカ共和国に植えられた『秋ゴールド』で青梨の方です。」と教えてくれました。

  • こちらが「秋ゴールド」。まだ実が小さいですね

  • その場で「秋のほほえみ」にかぶりつく渡辺代議士

  • 『秋ゴールド』の方はまだ実が小さくて、収穫はもう少し先のようですね、と説明を受けていたら
    渡辺代議士「そっちはまだ食べられないけど、『秋のほほえみ』は実にみずみずしくて美味しいね」と言うので振り返ると、その場でもう梨を食べています。
    高橋さん「これだけの梨を見ていると食べたくなりますよね、では今日が食べ頃の梨の方へ行って梨狩りをしましょう。」
    そこからは皆、思い思いに梨狩りを楽しみました。

  • 大きな実を見つけてニッコリ

  • 皆、ニコニコですね

  • 次の芽が伸びる場所や実のなる場所などについて聞きながら、梨狩りをするロバート高田大使。
    大使に同行の方々は、とても大きな梨を見つけて笑顔でもぎ取っています。
    そこにどこからかカマキリが。
    ドミニカではカマキリは“幸運の虫”と言われています。と教えてくださいました。

  • カマキリが幸運の虫と教えてくださいました

  • ロバート高田大使に、
    記者「ドミニカで実る梨が楽しみですね」と聞くと
    ロバート高田大使「今は農園の方で育てていますが、松戸市のように市内で作りたいですね。ドミニカではバナナがたくさん実るのですが、その隣、バナナの隣に梨が実る。素晴らしいと思いませんか?それをもぎ取って食べる、夢みたいですね。」と、話してくださいました。

  • ドミニカに実るところを想像して未来を語ってくださいました

  • 高橋さんに聞くと、
    高橋さん「ドミニカ共和国で栽培している場所が標高1,600Mの高地なんですが、冬は最低気温が7度くらい。コンスタンサ市内でも10度で、日本と気象条件も違います。日本で4月頃に咲く花もドミニカでは6月頭に開花したり。でも今、向こうで小さな実を付けているんですよ。あと一歩、もう少ししたらドミニカで梨狩りが出来るようになりますよ。」
    お二人とも笑顔で未来の梨園を語ってくれました。
    松戸市の梨から“美味しい”が、そして笑顔が世界に広がっていきますね。

    地元松戸では小学校にも
  • 大橋小学校に行く日に備え、すくすく育つ苗木

  • 遠い海外で梨の苗が頑張っていますが、地元松戸の小学校でも食育に頑張っています。
    二十世紀梨の原木が発見された記念碑の建つ、松戸市大橋にある大橋小学校。こちらでは校庭で梨を育てて収穫する体験をしています。
    ですが、色んな条件が重なり古木が枯れてしまったそうで、これでは松戸の梨の食育が出来ないと、高春園では新たに大橋小学校に植える苗を育てています。
    梨が実を付けるのは4、5年先だそうですが、子どもたちが松戸の梨を身近に感じ、海外でも大切にされていることを誇りに思ってくれると良いですね。

    まだ間に合う松戸の梨狩り
  • 松戸の梨、ぜひ味わって

  • さて、読んでいるうちに梨が食べたい、梨狩りがしたい!と思ってきた方もいらっしゃることでしょう。
    大丈夫です、まだまだ間に合います。
    松戸市では観光梨園の紹介をしていますので、ぜひお近くの梨園、気になる梨が食べられる梨園を見つけて行ってみてください。下記のリンクからもご覧いただけます。

    一般社団法人 松戸市観光協会 公式ホームページ「まつどの梨・観光梨園」

    水村 和香

    水村 和香 (みずむら よりか)

    結婚で大阪から松戸に来て25年。中学で始めた女子サッカーの縁で松戸市サッカー協会女子委員長をしています。かつて「まつど観光大使」の活動をしていた中で感じた松戸の魅力をもっと発信したいと第1期市民ライターに応募。サッカーのコーチや防犯活動、子ども食堂の代表もしながら周りの小さな魅力を発信して行こうと今日も自転車で走り回っています。

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