21世紀の森と広場で行われているコメ作りイベント「こめっこクラブ」。今回は第3弾「かかし作り」を取材しました。
かかしは、皆さんご存知のように、田や畑などの中に設置して鳥などの害獣を追い払うための人形※。さて、いったいどんなかかしが出来上がるでしょうか。(※ウィキペディアより)
材料は、藁(わら)と竹と丈夫な洋服。
かかしに使う藁は去年収穫したもの。
かかしの躯体となる竹をしゅろ縄でしっかりと結ぶ橋本先生。
まずは2本の竹を十字に固定し、かかしの骨組みを作ります。竹をしゅろ縄で手際よく結ぶ橋本先生。「結び方は、ちょっと勉強しました」とおっしゃっていました。
手分けして、もくもくと作業する子ども達。
藁を水に濡らしてやわらかくします。
濡らした藁を木づちで叩いて加工しやすく。
骨組みが完成したら、かかしの身体となる藁を洋服に詰めていきます。材料となる藁はゴワゴワしていて、素手で触ると痛いので軍手をはめての作業となります。また、藁を洋服に詰める前に、濡らして木づちで叩き柔らかくすることで、扱いやすくするそうです。それぞれが、作業を分担してもくもくと働く姿はとても頼もしいものでした。
みんなで協力して、洋服に藁を詰めていきます。
仕上げは本領発揮!?個性が光るかかしの完成!
「どんな顔にしようかな」
洋服にも絵を描いておしゃれに!
顔にもしっかり藁を詰めたら、仕上げはサインペンで顔を描きます。どんな顔にしようかな、最初は遠慮がちだった子ども達ですが、描き始めるとペンが止まりません。目をたくさん描くいたずら好きな子もいれば、ズボンに丁寧に星マークを描く子も。個性的で自由なかかしになりました。
なんと目が14個も!カラスもびっくりですね。
出来上がったかかしを、田んぼに運びます。
2体のかかしがこめっこクラブの田んぼに設置されました。少し照れ臭そうに自分たちの作ったかかしと記念撮影をする子どもたち。
ずぼんの先までとてもカラフルなかかしに。
男の子が多かったこちらのチーム。迫力のあるかかしになりました。
さあ、次はいよいよ9月に稲刈りです。おいしいもち米が育ちますように!