温暖で水はけのよい土地が、梨の栽培に適しているのだそうです。
そんな千葉県の松戸市内には、約60軒の梨農家さんが 美味しい梨を生産しています。
松戸市観光梨園は、高塚上地区(17軒)・高塚下地区(16軒)・五香金ヶ作地区(12軒)・六実地区(7軒)と4つの地区にあり、8月中旬~10月中旬ごろまでの間、梨もぎや直売をしています!
各農園のおすすめ情報などの詳細がわかるパンフレットは、市役所、各支所の窓口、農協などにありますので、ぜひお手に取ってみて下さい。お得なクーポンも付いています!
贈答にも喜ばれている松戸の梨を訪ねて、観光梨園を取材してきました。
梨の美味しい食べ方~
それはエコファーマーの証(あかし)です。
エコファーマーとは、「土づくり」「化学肥料を減らす」「化学農薬を減らす」という3つの取り組みで、環境に配慮した生産をしている農業者で、都道府県知事の認定を受けています。
松戸市観光梨園組合連合会・会長「高春園」高橋治さん
「常連のお客さんには、有機の肥料で育てた梨と化学肥料で育てた梨の味の違いが分かるんです。
有機の肥料で育てた梨は、蓄積された栄養分が濃い味を出してくれます。
納得した商品を作るために、有機の肥料にはこだわっています。
美味しい梨を収穫するために、毎朝収穫前に味の確認を欠かしません。
そして贈答用の商品も、もぎたての納得した商品しか送りません!」
と、松戸市観光梨園組合連合会・会長「高春園」の高橋治さんは言います。
エコファーマーの梨園では、セミにも良い環境の様でした~。
とっても甘くてみずみずしい~豊水梨
「観光梨園でもいだり直売所で購入した梨は、市場を通していないので木で完熟して食べごろになっています。
食べごろでもぎたての新鮮な梨は常温で保存し、食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やして、薄く皮をむいて食べるのが一番美味しい食べ方です!!」と高橋さん。
それぞれの観光梨園では試食が出来るので、お気に入りの味の梨園を探してみるなんてことも出来ます。
むつみ石井梨園さんが教えてくれました。
松戸は二十世紀梨(にじっせいきなし)発祥の地
松戸で生まれた二十世紀梨は1904年鳥取県に渡り、今では二十世紀梨の生産量日本一は鳥取県となっています。
大橋小隣の二十世紀公園にある、二十世紀梨生誕の地碑
「二十世紀梨 感謝の碑」オブジェと二十世紀梨原樹碑
◆ 大橋小学校の「二十世紀梨(にじっせいきなし)」が松戸と鳥取を結ぶ
大橋小学校内の梨畑
お世話になった来賓の方:左からJA鳥取中央梨連絡協議会会長・寺地政明さん、鳥取県販路拡大輸出促進課・羽田直樹さん、鳥取県東京本部・西村昌教さん、山本真紀さん、松戸市観光梨園組合連合会・眞嶋昇さん、渡来和治さん、高橋治さん、松戸市梨研究会会長・渡来隆雄さん
子供たちが収穫した二十世紀梨
収穫した美味しい梨を試食している時は、子供達だけでなく生育に関わった全ての人に笑顔が広がっていました。
松戸の農業についての勉強のなかで、梨の事を学びます
”美味しい!”が届く~
平成28年8月26日市役所正面玄関前での贈呈式
積み上げられた106箱の梨
もぎたての梨の試食では、「甘くて、みずみずしくて、美味しい~!」と松戸の梨に満足して頂きました。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ地招致とホストタウンを目標として、都市間交流が始まっています。
将来、ドミニカ共和国で松戸の梨が食べられる様になるかもしれません~!
ドミニカ共和国の公用語はスペイン語
2016年6月ドミニカ共和国視察
みのりちゃん
一定基準を満たした松戸市産農産物に表示されています
日本の梨は、「青梨」と「赤梨」と大きく2種類に分類されています。
果皮が緑色の二十世紀梨は「青梨」、果皮が茶色い幸水や豊水は「赤梨」、それぞれ食感や糖度や酸味などに違いがあります。
松戸の梨園では、幸水(赤)→豊水(赤)→菊水(青)→二十世紀(青)→新星(赤)→かおり(青)→あきづき(赤)→新高(赤)→新興(赤)と、8月中旬から10月中旬ごろまで次々に違う味をもぎたてで楽しめます。
品種の違いだけでなく、「青梨」or「赤梨」の味の違いも楽しむことが出来ますね!
そんな松戸の「美味しい」が、海外でも育つかもしれないなんて、夢が広がります!