松戸まつど
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子育て・教育 2022年11月2日

収穫の秋~松戸でコドモとコメ作り 第4弾

21世紀の森と広場で行われているコメ作りイベント「こめっこクラブ」。いよいよ今回は収穫です!
10月2日に行われた収穫の様子と10月23日に行われた脱穀・唐箕(とうみ)がけの様子を取材しました。
※これまでの様子は下記のリンクから。

松戸でコドモとコメ作り!
田んぼの害虫駆除は、生きモノとの出会いの宝庫だった!〜松戸でコドモとコメ作り 第2弾
世界でひとつのかかし誕生!~松戸でコドモとコメ作り 第3弾

親子で協力して収穫作業!
  • 稲刈りスタート!

  • 上手に使えるかな?

  • こめっこクラブ」の田んぼに行くと、5月に田植えをした稲はすっかり黄金色。
    たわわに実った穂先がざわざわと風に揺れ、収穫の時を待っていました。

    さあ、いよいよ稲刈りスタート。鎌(かま)の使い方を教わり、慣れない手つきで稲刈りを始めた子どもたち。
    コツをつかむと、張り切って黙々と稲を刈り取っていきます。

    その稲を天日干しするために束ねていくのは、大人たちの仕事。
    ところが、これがなかなか難しい。ワラを使って束ねるので、なかなか思うようにはいきません。

    それでも何とか親子で協力して稲の収穫を終え、収穫した稲をすべて天日干しすることができました!

  • なかなか上手に束ねられない。。。

  • 1時間かけて天日干しまで完了!

  • 年代ものの農機具で脱穀作業!
  • 大正時代にも使われていた年代ものの脱穀機

  • 足踏みペダルは力がいるので大人の出番

  • 「脱穀(だっこく)」とは、稲の穂先からモミを落とす作業です。稲の穂先を「千歯扱き(せんばこき)」という櫛のような歯の間に通してモミを抜いていきます。

    今回は、足踏み式の脱穀機で、足で踏んでドラムを回転させ、歯の部分に稲穂をあててモミを扱く(こく)タイプの脱穀機。大正時代から登場した農機具なので、今も現役というのは驚きです。
     
    さらに、脱穀機では取り切れなかったモミを、手作業でふるいにかけて取り去ります。

    とても地道な作業でしたが、子どもたちは黙々と打ち込んでいて、「大変?」と聞くと「たのしい!」という返事が返ってきました!

  • 真剣な子供たち。立派な働き手です。

  • お椀を使ってモミをこそげ落とす。

  • さらにもう1台、風格のある農機具が登場しました!とうみ(唐箕)と呼ばれる、米や麦などの穀物からモミ殻やごみなどを、風を吹き付けてより分ける道具。脱穀機で取り切れなかったモミ殻をここでさらに取り除いていきます。

    ハンドルを回すと、思った以上の風力を起こして、びゅんびゅんとモミ殻を飛ばしていく様子は、なかなかの迫力でした。

  • 博物館にあるような立派な風格!

  • モミ殻がびゅんびゅん飛ぶ様子は見ごたえあり!

  • とうみ(唐箕)がけしたお米。みんながんばった!

  • 脱穀の作業は、大人も子どもも多くの人で協力してモミを取り除いていく地道な作業でした。今回も、黙々とやるべき仕事に集中していた子どもたち。働くことの充実感を感じている様子でした。

    さて、次回はいよいよお餅つき。自分たちで育てた餅米はどんな味がするのでしょうか?お楽しみに!

  • モミ殻まみれの子供たち。今回も、本当にがんばりました!

  • 後藤 美加

    後藤 美加 (ごとう みか)

    松戸暮らしも、はや16年。趣味はそこそこのウクレレと毎週末のウォーキング。歩き回って見つけた身近な松戸の魅力をお伝えしていきたいと思います。

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