松戸まつど
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子育て・教育 2022年7月11日

田んぼの害虫駆除は、生きモノとの出会いの宝庫だった!〜松戸でコドモとコメ作り第2弾

雑草取りと害虫駆除は、おいしいおコメ作りに欠かせない作業


  • 5月の田植えから、稲がしっかり生長していました。

  • 21世紀の森と広場で行われているコメ作りイベント「こめっこクラブ」の第2弾!今回は、6月19日に行われた「除草・害虫駆除」の様子を取材しました。
    (前回の田植えの様子はこちらから→https://matsudo-yasashii-labo.jp/new_theme/theme09/17183.html)
    今回のミッションは、田んぼに生育した雑草や害虫を駆除し、稲の生育を守ること。雑草は、稲のために撒いた肥料などの栄養分を吸い取ってしまうそうです。
    確かに、田んぼには稲と同じぐらいのボリュームで、雑草が元気よく生い茂っていました。

  • 「ももだか」という草をとってくださいね。橋本先生(かつて農業高校で教鞭をとられていて、5年間このイベントの講師をされている)からの説明を聞く子ども達。

  • 草ぼうぼうの田んぼの中へ!

  • カルガモと田んぼの嬉しい関係

    ところで、子ども達が草取りを始める前にせっせと働いていた動物がいました。2羽のカルガモです。
    「カルガモが田んぼの中を泳いでくれると、雑草が減って助かるんだよ。でも、今年は来るのが遅かったから、ずいぶん草が生えてしまったね」と橋本先生。それでも、黙々と田んぼの中を泳ぎながら虫や草を食べているカモ達の様子は、とても頼れる相棒に見えました。カルガモにとっては大切なエサ場である田んぼ。また、田んぼにとってもカルガモはとてもありがたい存在なんですね。

  • 子ども達が草取りをする間も、気にとめる様子もなくお食事に夢中のカモ達。

  • 子守グモに、クサガメの卵!珍しい昆虫との出会いがいっぱい。

    せっかく害虫駆除をするのだから、田んぼに生息する珍しい昆虫も探してみよう!ということで、子ども達は草取りをしながら、発見した昆虫を観察ケースに採集。講師の玉利先生(大学で「保全生態学」を学ばれている)と一緒にその生態観察を楽しみました。

  • 子守グモという、卵を背中に背負って育てるクモ。こうして実際に卵を背負っている姿は珍しいそうです。

  • 白くて大きな卵を発見!クサガメの卵でした。

  • 前回同様、どろんこになってがんばった子ども達。1時間近く、脇目も振らず作業して、田んぼはすっかり雑草を取りはらった姿に生まれ変わりました!どろまみれで草むしりをしながら、珍しい虫をみつけては目を輝かせる子ども達の姿に、雑草取りも害虫駆除も彼らにとっても宝探しのようなものなのかも、と思いました。

  • 「お子さんたちの目で探すと、私には見えていない新しい発見があるんです」と玉利先生。

  • 先生の説明に、興味津々。どろだらけの手足も気にせず聞き入っています。

  • さて、次回の「こめっこクラブ」第3弾は「稲の観察・かかし作り」です。お楽しみに!

    後藤 美加

    後藤 美加 (ごとう みか)

    松戸暮らしも、はや16年。趣味はそこそこのウクレレと毎週末のウォーキング。歩き回って見つけた身近な松戸の魅力をお伝えしていきたいと思います。

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