松戸まつど
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歴史 2022年6月23日

あの時代劇ヒーローも参拝した?!ロマンを感じる松戸神社の歴史

  • 松戸の皆さんは松戸神社に行ったことがある人も多いのではないでしょうか?
    私も何度も訪れてますが、いつも気になっていたのが拝殿の左上に飾られてる古い弓矢。

  • かなりの年月を感じるその姿、何か物語を秘めていそうで歴史好きの血が騒ぎます!
    そこで宮司の常盤映彦(ときわてるひこ)さんに松戸神社の歴史について教えていただきました。

    白鳥を狩れなかった水戸黄門様

    松戸は徳川家と繋がりが深く、逸話では「水戸黄門」で知られる水戸光圀公が鷹狩で訪れ、神社内の銀杏の木に止まった白鳥を狩ろうと、鷹をいかけようとしました。
    でも鷹は全く動かず。そこで今度は弓で射ようとしましたが弓手は動かず弓も折れてしまいます。
    その様子に愕然とした光圀公は折れた弓矢を奉納したのでした。

  • ご神木の銀杏の木

  • 1739年の大火災で社殿や宝物も消失し、現存する弓矢は江戸の末期に建て直した際に奉納されたものです。
    不思議な逸話を持つ弓矢は200年以上も昔から参拝者を見守っていて、その姿には力強さと重みを感じます!

  • 100%天然水「龍神様の御神水」
  • 水筒やペットボトルに入れて持ち帰ることもできます。最近では松戸の名水として有名に。

  • 元々ここには井戸があり禊を行ったり近所の人が利用したりしていましたが、昭和20年以降工業団地が増えると、井戸の水は枯れてしまいました。
    新たに井戸を掘ることになりましたが、浅く掘ってもその頃の水は水質汚染もひどく飲めるものではありません。
    そこでさらに深くまで掘り進めきれいな地下水を汲み上げることで今の形となったのです。

  • 100%天然の水は、目の前を流れる坂川に架かる潜龍橋(せんりゅうばし)から「龍神様の御神水」という名で親しまれるようになり、今や松戸だけではなく、参拝に訪れる日本中の人にその恵みを与えています。

    効果抜群!松戸神社の身代わり守
  • 身代わり守は銀杏の殻に人形が入っていて、災いが起こると身代わりになり殻が割れると言われています。
    銀杏がご神木の松戸神社でいただくお守りのおかげで、難を逃れたという噂も!

  • 取材の日も、お水取りや散歩の途中、お宮参りに訪れる人などたくさんの参拝客がいました。
    火災で焼失したり井戸が枯れたりしても建て直されてきた歴史に、昔から地域の人がどれだけこの神社を愛しているかを感じます。
    歴史ある松戸神社にぜひ参拝してみてください!

    佐野 麻衣

    佐野 麻衣 (さの まい)

    好きなスポットは「戸定が丘歴史公園」と「萬満寺」。松戸に住んで20年目ですがまだまだ知らないことばかりで、新しい地域の魅力を知るたびにワクワクしています。自身の経験を活かして松戸に貢献したいと考え、今回市民ライターに初参加しました。私の目から見た「松戸の魅力」を発信していきたいと思っています。

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