7月3日 東京2020オリンピック聖火リレー点火セレモニー in 松戸中央公園
代替イベントとして松戸中央公園の特設会場で、県の北西部(浦安、船橋、鎌ヶ谷、柏、我孫子、松戸)の8区間を走る予定だった82人が参加しての点火セレモニーが行われました。
笑顔で会場の人たちへ手を振り、トーチリレーがスタートしました。
そこへステージ中央に居た前のランナーが近づき、”トーチキス”。
聖火をリレーしたら、2人でポーズ。
その後、受け取ったランナーがステージの中央へ移動して1人での決めポーズ。
そして、次のランナーがまたステージへ上がり、前のランナーから受け取る…を繰り返し、次の人、次の人と聖火を繋げていきます。
トーチを持ちながらテニスのスウィングをしたり、ランニングしたり、様々なポーズが披露されて行きます。
今回のセレモニーの参加者は3つのグループに分けられており、1つのグループのリレーが終わると集合写真を撮るために聖火は管理者が点火棒で受け取り、黒い小さなバッグのようなランタンに保管されます。
保管された聖火は次のグループの準備が整うと、その最初のランナーへと渡されるのです。
それが終わると各自考えてきたポーズの練習をしたり、次のランナーと2人で行うポーズの打ち合わせを、とても楽しそうにしています。
野田市から参加の中学生『今、中学3年生で陸上をやっています。聖火ランナーとして走れたらと思い応募しました。街なかを走ることは出来ませんでしたが、このイベントに参加することが出来てとても楽しいです。』と、少し緊張気味です。
船橋市から参加の女性『実は参加するか少し悩んでいました。そうしたら主人が「一生に一度だから」と背中を押してくれたので、やってみようという気になって来ました。松戸の皆さんがとても優しく迎えてくださったので来てよかったです。』ご主人と記念写真を撮りながら楽しそうに話してくれました。
一旦保管されていた聖火をランタンから取り出し、本郷谷市長から松戸市の最初のランナー田中拓進(たなか たくしん)さんのトーチへ点火され、聖火が松戸市にやってきたという雰囲気が盛り上がります。
そして最終ランナーのハッサン・ナワールさんが聖火皿に点火。
大きく揺れる炎が上がると会場からは大きな拍手が。
『家族や仲間や先生に感謝したい』と前を向きハッキリと話す彼女はとても輝いていました。
~聖火ランナーにインタビュー(後日談)~
答えてくださったのは柏市にお住まいの岡田秀一(おかだ ひでかず)さん。
―聖火ランナーに応募したきっかけは?
『子どもが3月で卒業するまで小学校のおやじの会で活動していました。そこで関わった子ども達や学校、地域に貢献したいと考え応募しようと思いました。』
―当選すると思っていました?
『いや、思っていませんでしたので4つのスポンサー枠に応募しました。某車メーカーのスポンサー枠に当選し、びっくりしました。』
『わぁ、もう、やったー!と言う気持ちでした。』
『コロナ禍でしたので本当に行われるのかとても不安でした。行われても他県と比べてとても寂しい感じになるのでは、と悲しい気持ちになりました。でも1万人の中の1人として選ばれたんだということを光栄に思うようになり、行われたら次の県へしっかり繋ごうと考えるようになりました。』
『緊張しました(笑)。そして、とても貴重な経験をさせて頂きました。ステージ上ではもっとやりたかったけど、やはり緊張してうまく出来ませんでした。』
『私が叶えたように、皆も夢、希望をもって進んでほしい。困難を乗り越えてほしい。そして出来ることなら、もう一度自国での観客の入った開催が出来るように頑張ってほしい。今回のオリンピックを見て、招致したいと思ってくれる子どもがいると嬉しいです。』
~体験してきました~
片手で持つと思っていたより重い!両手で持つと1リットルのペットボトルを抱えているような感じです(調べると1.2kgでした)。
光の角度によってゴールドに見えたりピンクに見えたり不思議な色味。そして上から覗き込むと、桜の花がとても綺麗でした。