松戸まつど
ライフプロモーション
つながってる2021年7月30日

聖火が街にやってきた

2020年3月12日にアテネで採火され、遥か海を渡り、2021年3月25日福島県をスタートして日本各地を繋いできたあの聖火が、ここ、松戸の地にとうとうやって来ました。

7月3日 東京2020オリンピック聖火リレー点火セレモニー in 松戸中央公園

前夜からの大雨がやみ、聖火ランナー日和…と行きたいところですが、千葉県では公道を走るリレーは中止。

聖火の到着を待つ聖火皿

代替イベントとして松戸中央公園の特設会場で、県の北西部(浦安、船橋、鎌ヶ谷、柏、我孫子、松戸)の8区間を走る予定だった82人が参加しての点火セレモニーが行われました。

まず、熊谷千葉県知事の代理で参加の滝川副知事から聖火を受け取ったのは、浦安市の元プロサッカー選手で交通事故により車いす生活を送る京谷和幸(きょうや かずゆき)さん
笑顔で会場の人たちへ手を振り、トーチリレーがスタートしました。

聖火を受け取る京谷さん(左)

聖火を受け渡す”トーチキス”

向かって左下の階段より聖火ランナーが1人ずつステージへ上がり、その場で待ちます。
そこへステージ中央に居た前のランナーが近づき、”トーチキス”
聖火をリレーしたら、2人でポーズ
その後、受け取ったランナーがステージの中央へ移動して1人での決めポーズ
そして、次のランナーがまたステージへ上がり、前のランナーから受け取る…を繰り返し、次の人、次の人と聖火を繋げていきます。
トーチを持ちながらテニスのスウィングをしたり、ランニングしたり、様々なポーズが披露されて行きます。

トーチキス

2人でポーズ

次々とリレーしていきます

 1人での決めポーズ

ランタンに保管して次のランナーを待ちます

今回のセレモニーの参加者は3つのグループに分けられており、1つのグループのリレーが終わると集合写真を撮るために聖火は管理者が点火棒で受け取り、黒い小さなバッグのようなランタンに保管されます。
保管された聖火は次のグループの準備が整うと、その最初のランナーへと渡されるのです。


ふと会場内のテントを見ると次のグループが集められ、ステージ上での動き等について説明を受けています。
それが終わると各自考えてきたポーズの練習をしたり、次のランナーと2人で行うポーズの打ち合わせを、とても楽しそうにしています。

ステージ上での説明を受けるランナーたち

決めポーズの打ち合わせ

楽しそうな練習風景

中にはこちらに話しかけてくださる方もいましたので、少しお話しを聞いてみました。
流山市から参加の女性『少し前まで体調を崩し入院していたので、この日に間に合うかとても心配でしたが何とか参加することが出来ました。祖父母の家が松戸市に有るのでここで大役を果たせることが嬉しいです。』と、素敵な笑顔で話してくれました。

野田市の中学生ランナーさん

野田市から参加の中学生『今、中学3年生で陸上をやっています。聖火ランナーとして走れたらと思い応募しました。街なかを走ることは出来ませんでしたが、このイベントに参加することが出来てとても楽しいです。』と、少し緊張気味です。

船橋市から参加の女性『実は参加するか少し悩んでいました。そうしたら主人が「一生に一度だから」と背中を押してくれたので、やってみようという気になって来ました。松戸の皆さんがとても優しく迎えてくださったので来てよかったです。』ご主人と記念写真を撮りながら楽しそうに話してくれました。

皆さんとても楽しそうに、ご家族と笑顔で参加されているのが印象的でした。

そうこうしているうちに準備が整い、第8区間を走る予定だったランナーがステージへ。

本郷谷市長から聖火を受け取る田中さん(左)

一旦保管されていた聖火をランタンから取り出し、本郷谷市長から松戸市の最初のランナー田中拓進(たなか たくしん)さんのトーチへ点火され、聖火が松戸市にやってきたという雰囲気が盛り上がります。

国際大会での優勝・入賞経験を持つ、松戸市在住の13歳のフェンサー・田中拓進さん(右)

聖火リレーは先ほどと同じように、1人また1人、次の人から次の人へとステージの上で受け継がれていきます。テントでの楽しい雰囲気そのままに、ステージの上からもとても素敵な笑顔を見せていました。

聖火皿に点火するハッサン・ナワールさん

そして最終ランナーのハッサン・ナワールさんが聖火皿に点火。
大きく揺れる炎が上がると会場からは大きな拍手が。
『家族や仲間や先生に感謝したい』と前を向きハッキリと話す彼女はとても輝いていました。

聖火を繋いできたトーチリレーもここで一旦終了。明日からは茨城県、そして埼玉県へと引き継がれて行くのですね。

セレモニーの最後、熊谷知事が『今回、人類が経験したことの無い困難な中でのオリンピックへの道筋だが、多くの想い、経験、教訓を得ることが出来ました。これをオリンピック、パラリンピック後にどう繋いでいくかを皆さんと共有していきたい。』と熱いスピーチ。
そして、本郷谷市長が『松戸市はルーマニア、ドミニカ共和国という2つの国のホストタウンになっており、聖火リレーも準備万端に用意をして来ました。コロナ禍で思うような形にはならなかったが、市民にとって大変思い出多きセレモニーになったと思います。オリンピックを市をあげて盛り上げていきたい。』と挨拶してセレモニーは終わりを迎えました。

熊谷千葉県知事

本郷谷市長

無観客でのセレモニーでしたが、ここに参加した方々の熱気はすごく、雲を吹き飛ばしてしまう程エネルギーが溢れ、ふと見上げると松戸上空はいつの間にか青空。
帰路に着く参加者達からは『楽しかったよ』『参加してよかった』『松戸の皆さんにありがとうと伝えて』と晴れやかな笑顔と温かい気持ちが溢れていました。

~聖火ランナーにインタビュー(後日談)~

後日、インタビューを受けてくださる方がいらっしゃったので色々と聞いてみました。
答えてくださったのは柏市にお住まいの岡田秀一(おかだ ひでかず)さん

岡田秀一さん

―聖火ランナーに応募したきっかけは?
『子どもが3月で卒業するまで小学校のおやじの会で活動していました。そこで関わった子ども達や学校、地域に貢献したいと考え応募しようと思いました。』

―当選すると思っていました?
『いや、思っていませんでしたので4つのスポンサー枠に応募しました。某車メーカーのスポンサー枠に当選し、びっくりしました。』

―当選したときのお気持ちは?
『わぁ、もう、やったー!と言う気持ちでした。』
―イベントはどういう気持ちで迎えましたか?
『コロナ禍でしたので本当に行われるのかとても不安でした。行われても他県と比べてとても寂しい感じになるのでは、と悲しい気持ちになりました。でも1万人の中の1人として選ばれたんだということを光栄に思うようになり、行われたら次の県へしっかり繋ごうと考えるようになりました。』
―終わってみてどうですか?
『緊張しました(笑)。そして、とても貴重な経験をさせて頂きました。ステージ上ではもっとやりたかったけど、やはり緊張してうまく出来ませんでした。』
―子ども達にメッセージをお願いします
『私が叶えたように、皆も夢、希望をもって進んでほしい。困難を乗り越えてほしい。そして出来ることなら、もう一度自国での観客の入った開催が出来るように頑張ってほしい。今回のオリンピックを見て、招致したいと思ってくれる子どもがいると嬉しいです。』
お忙しい中、インタビューに、答えていただきありがとうございました(実は岡田さん、東京マラソンにも3回当選して走ったそうで、くじ運良いのでは…?と思います)。

~体験してきました~

岡田さんが是非どうぞ、と言ってくださったので、トーチを持たせて頂きました。
片手で持つと思っていたより重い!両手で持つと1リットルのペットボトルを抱えているような感じです(調べると1.2kgでした)。
光の角度によってゴールドに見えたりピンクに見えたり不思議な色味。そして上から覗き込むと、桜の花がとても綺麗でした。

松戸にやってきた聖火は、この素敵なトーチを渡り、最後は東京のあの聖火台へ灯るのですね。
水村 和香

水村 和香 (みずむら よりか)

中学で女子サッカーを始め、現在は松戸市の小学生サッカーのコーチをしています。また小学生で始めたバレエが縁でジャズダンスグループの代表も。いつも自転車で松戸市内を駆け回る元気な観光大使です。体当り取材で松戸市の魅力を伝えます。

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