突然ですが、遊んでいますか? お父さん!
初めまして! たいがぱぱです。
私は普段都内で働きながら小学1年生のわんぱく小僧、「たいが」の父親をやっています。
子供って、成長するのがとても早いですね。また成長するにつれて、遊びの種類や行動範囲もどんどん変わっていくのが分かります。
「たいが」はというと、少し前までは戦隊ヒーローや仮面ライダーに首っ丈。ヒーローごっこが大好きなインドア派でした。
好きなスポーツもインドアな(?)お相撲。八ヶ崎にあった(旧)鳴戸部屋のお相撲さんをよく応援したものです(部屋が小岩に移転してしまったので、今は年3回の本場所だけの応援です)。お相撲が始まると家の和室が即席の土俵に早変わり。日馬富士の立ち合いの真似は一見の価値あり!
ところが、今の目標はメジャーリーグの「ボストンレッドソックス」の選手だそうです。
いきなり海外かよ(笑)
そういえば、私はというと子供の頃の遊びの記憶はほとんど野球しかありません。長嶋茂雄さんが青年監督として読売巨人軍を率いた年に「野球」というスポーツを知りました。当時の中心選手は王貞治さん。私は幸か不幸か左利きなので、一本足打法の真似をしていたことを思い出します(ちなみに王さんは根っからの左利きではないようですね。左利きのお兄さんの影響で左打ちになったようです)。
当時北海道(室蘭市)に住んでいましたが、ちょっとした空き地や駐車場を見つけては、集まって野球に興じたものでした。
もっとも野球用品は高級品。軟式テニスのボールを手のバットで打つ「ハンドベースボール」、ドッジボールを足のバットで蹴る「キックベースボール」、人数が揃わないときは二塁を端折って三角ベースで、など、道具がなくてもいろいろ楽しみながらルールも覚えていったよなぁ、なんて思っていると。。。
「?!」
近所でボール遊びができる場所ってないのかな、一緒に遊びたいな、という気持ちがふつふつと。普段はマンション敷地内の小さな中庭やガレージでキャッチボールをする程度。もっと思い切り楽しめるところって、この都会の一角に存在するのでしょうか?
子供の夢を叶えるサポートをするのは父親の役目。よし、ボール遊びができる広場探しに出かけよう!
地図を広げると、ご近所にも結構公園があるみたいです。
息子と相談した結果、どんな公園があってどんな遊びができるのかを調べることにしました。
さて、何から始めようか?
<松戸市のホームページを検索してみた>
松戸市のホームページを検索してみると、いろいろなことが分かります。さすが「やさシティ」(笑)。
特に「まつどKIDS」というページでは、公園のことをとても分かりやすく解説してくれています。少し長くなりますが参考にしてまとめてみます。
(まつどKIDSの公園紹介ページはこちら)
■公園種別
-街区公園:街区内(およそ半径250メートル)に住む人が利用できるよう配置された小規模な公園です。
-近隣公園:近隣(およそ半径500メートル)に住む人が利用できるよう配置された中規模の公園です。
<公園名>松戸中央公園、ユーカリ交通公園、小金原公園、栗ヶ沢公園、常盤平公園、柿ノ木台公園、新松戸中央公園、六実中央公園、金ヶ作自然公園、新松戸南公園、横須賀中央公園、根木内歴史公園
-地区公園:徒歩圏内に住む人が利用できるよう配置された大規模な公園です。
<公園名>金ヶ作公園
-総合公園:市民全体の休息、鑑賞、散歩、遊戯、運動等の総合的な利用を目的とした公園です。
<公園名>21世紀の森と広場
-運動公園:陸上競技場、野球場等を配置した、主に運動に利用することを目的とした公園です。
<公園名>松戸運動公園
-動植物公園:動物園、植物園などの特殊な利用をする公園です。
<公園名>東松戸ゆいの花公園
-歴史公園:史跡、名勝等の文化財を広く一般に公開することを目的とした公園です。
<公園名>戸定が丘歴史公園、大谷口歴史公園
-都市緑地:都市の自然環境の保全・改善及び景観の向上を目的とした緑地です。
※平成25年3月31日時点で配置されている公園数は、広くて大きなものから小さいもの(緑地)まで合わせると392ヶ所
普段暮らしている中で見るいわゆる公園は、「街区公園」か「都市緑地」に区分されているようです。一般的に街区公園が規模が大きく、施設も整備されているように感じられましたが、都市緑地には江戸川河川敷も含まれています。
・都市が発展していくにつれて、みんなが安心して遊べる場所が減ったり、思い切ってスポーツを楽しめるような広い場所が減ってしまっています。健康づくりへのみんなの関心が高まっている中、都市公園は緑に囲まれて、安心して遊んだり、運動したりできる場所を提供しています。
・都市公園は、緑に囲まれて写真をとったり、自然観察をしたりできる場所であるだけでなく、博物館・図書館と一体となって学べる場所になっています。
・都市公園は地域の人が誰でも集まって語り合えるふれあいの場を与えてくれるし、自分の住んでいる地域への愛着を育てる場になっています。
・都市公園は大気汚染などの公害をやわらげ、新鮮な空気を作り出すだけでなく、その緑豊かな景観はみんなの心を豊かにしたり、うるおいのあるまちづくりを進めたりするうえで大切な役割を果たしています。
・公園は、地震や火災などの災害が起きたときには避難場所となるし、火が燃え広がることを防ぐといった大切な役割を持っています。
■公園利用のルール
・公園内の施設を大切にしましょう。
・独占して使わずに、譲り合って使いましょう。
・草花や樹木を大切にしましょう。
・ごみは持ち帰りましょう。
・犬の放し飼いはやめましょう。また、犬のフンは持ち帰りましょう。公園によっては、地元との話し合いのうえ、犬の入園を禁止しているところもあります。
・他の人の迷惑になるような場所でのボール遊びはやめましょう。
・指定された場所以外への自転車の乗り入れはできません。
・他に公園を使っている人や近所に住んでいる人に迷惑となる行為はやめましょう。特に、夜間の迷惑行為(打ち上げ花火、多人数で騒ぐ行為など)は絶対にやめましょう。
・バーベキュー等の火気使用は禁止です。
・猫やハトにえさを与えないでください。
■補足(Q&Aの形で載っていました)
・怪我をしてしまったり、近所に住んでいる人たちの迷惑になったりするようなときは、野球・サッカーなどのボール遊びを禁止しています。
ただ、ほかに公園を利用している人に怪我や迷惑をかけない範囲での簡単なキャッチボールやボール遊びまでは禁止していません。マナーを守って遊びましょう。
※本格的に野球・サッカーで遊びたいときは、専用のスポーツ施設を利用してください。
要約すると、まわりに気をつけながらであれば、「ボール遊び」はできるようです。めっきりできる場所がなくなったといわれている花火も「手持ち花火」ならできるように読めます。本当かな?
<実際に公園を調べてみた>
基礎知識を仕入れたところで、実際に遊べそうな公園探しです。アウェイ感が出ないように、徒歩で行ける範囲の街区公園をピックアップしてみました。
各公園の特徴や注意書きなどを比べてみましょう。
①南花島公園
遊具:ブランコ スベリ台 鉄棒 砂場
広場:長方形(ただしスペースの半分にはところどころ大きな木が植えてあります)
設備:ベンチ トイレ 水道
その他の特徴:ちょっとした小山あり
注意書き:共通の注意書き
②前田公園
遊具:ブランコ ジャングルジム スベリ台 砂場
広場:三角形
設備:ベンチ トイレ 水道
その他の特徴:小川(?) ザリガニがいるとの情報(たいがより)
注意書き:共通の注意書き+花火禁止
③花之台公園
遊具:ブランコ 鉄棒 スベリ台 のぼり棒 砂場
広場:長方形(ただしところどころ大きな木が植えてあります)
設備:ベンチ、トイレ 水道
注意書き:共通の注意書き+ボール遊びは迷惑にならないように
④仲台公園
遊具:ブランコ 鉄棒 ジャングルジム スベリ台 砂場
広場:長方形
設備:ベンチ トイレ 水道
注意書き:共通の注意書き+夜間騒がないように
⑤とのやま公園
遊具:ブランコ スベリ台 シーソー 鉄棒 ジャングルジム(回る) 砂場
広場:長方形
設備:ベンチ トイレ 水道
その他の特徴:広場はグラウンド(ソフトボールとドッジボールのチームが練習していました バックネットもあり)
注意書き:共通の注意書き+硬式・軟式野球禁止
ということで…
<市役所の職員さんに聞いてみた>
(たいがぱぱ(以下「ぱ」)) ホームページをよく読んでみると、意外と遊びの幅が広いと感じたのですが、公園の注意書きをそのまま読むと、あれも駄目これも駄目って思っちゃいますね。
(タカハシさん(以下「タ」)) 常識の範囲内で、というのが基本になりますので、どうしても禁止事項のような書き方になりますね。ただ直接「○○はしてもいいんですか?」という問い合わせをいただくこともあります。その場合、法令などで決まっている以外のことは、お話を詳しくお伺いして、ご事情や公園の状況に合わせて回答をしています。
(タ) やはり周りの人に危害が及ぶおそれがある場合ですね。例えば野球の硬式・軟式ボールをバットで打ったら危ないですよね。怪我ばかりではなくガラスに当たって割れることもあります。危ない・近所迷惑という点から打ち上げ花火(ロケット花火)も禁止しています。
(タ) 地元の皆さんの意向や地域事情が反映されることが多いです。例えば子供が多い地域と高齢者が多いところではほしい設備も異なります。野球やドッジボール、グラウンドゴルフの団体から広場(グラウンド)を整備して欲しいとの要望が出ることもあります。
(ぱ) 公園でドッジボールやグラウンドゴルフができるんですか。
(タ) できますよ。事前に団体利用の申請をいただいたら、空き状況や、行為の目的・内容等を審査して許可を出しています。(松戸市の「公園内 行為 許可申請書」はこちら)
(タ) 平日の午前中(10時~12時)がほとんどです。
(ぱ) それは知りませんでした(注:公園緑地課のホームページに申請様式が掲載されています)。
(タ) 定期的なメンテナンス(樹木の剪定や設備点検など)は委託しています。軽微なごみ拾いや落ち葉清掃などを地域の皆さんに、ご協力していただいている公園・緑地もあります。
(タ) さきほど事前申請で団体利用ができるというお話をしましたが、許可団体と、一般の皆さんとのトラブルが生じることもあります。
(ぱ) 事前申請しているんだから出て行ってほしいとか、どうしてみんなの公園なのに使えないんだとか、ですね。
(タ) その通りです。特に夏休み時期などに起きやすいですね。
(タ) 公園の管理は市の役目ですが、公園は利用者皆さんのものです。元気に遊びたい人、ゆっくりしたい人、いろいろな目的の人がいますので、月並みですが譲り合って仲良く利用してほしいですね。
ただお祭りや盆踊りであれば、誰でも参加できますが、特定のスポーツ競技なんかであれば「関係者以外お断り」という雰囲気になりそうです。「○時~○時まで使用中」のような注意書きの掲示を義務付けるなどの工夫や、ホームページへの公開等も必要かもしれませんね。
<公園で遊んでみたら>
話が随分拡散してしまいましたが、危険や物を壊す恐れがない範囲内であれば、公園って結構自由に遊べることが分かりました。
秋以降は、キャッチボール専用ボールを携えて、家族で公園へ出かけることが多くなりました。
でも、いざ公園に着くとキャッチボールもそこそこに、自由気ままに遊び始めました。
たとえば…。
初めて会ったお友達とサッカーを始めたり、保育園で一緒だったお友達とかけっこを始めたり。
また、家族で逆上がりの練習をしていたところ、いつのまにか即席の逆上がり教室になっていたこともありました。
さらにこんなことも。ドッジボールチームの練習中だったので「公園で遊べないや」、とがっかりしていたところ、チームの中に「たいが」の同級生のお友達がいて、あっというまに機嫌が直ってシーソーを始めたり…。
「なんだ、別に野球じゃなくてもいいじゃん」
ふり返ると「たいが」とのぼり棒競争をするママの姿があり、それを見て大笑いしている赤ちゃんとおかあさん。公園って人と人をつなぐ不思議な力があるみたいですね。
今回、ボール遊びできる場所を探そうというコンセプトで公園を調べてみましたが、実際に公園に行ってみると、いろいろ楽しめちゃうことがわかりました。
公園って子供の社交場なんですね。そして親も一緒になって楽しめる場所だということを改めて感じました。
よし、今度みんなで「ハンドベースボール」やろうな!
では改めて、「お父さん、公園で会いましょう!」