松戸まつど
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まちの営み・モノコト 2015年12月21日

松戸を元気にする『南部市場』で ~素敵な発見!~

1.市場って入りづらくない? (そんなことありません)

私たちが住んでいる松戸市には、南部市場(松戸新田)と北部市場(八ヶ崎)の2つの市場があることを知っていますか? 1つの市に2つの市場があるのは全国でも珍しいようです。ということで、最近ではテレビや雑誌でも取り上げられている『南部市場』が、どんなところなのか突撃レポートしてみました。
市場というと、業者専用で年に一度のお祭りや開放日にしか一般の人が買い物できないところが多いですが、この『南部市場』は2005年から一般のお客様も毎日自由に出入りができるようにした珍しい市場です(公設の青果棟は除く)。
それでは、行ってみなければ損ということで、さっそく市場をのぞいてみましょう。

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場内は人も・車も・自転車もいっぱい、運転には気を付けてください。

2.気分が高まります 

市場の入り口に立つと、明るいクリーム色の看板と建物が目に入ります。この明るい雰囲気が外国の市場(マルシェ)をイメージさせて「よーし、今日はいっぱい買うぞ!食べるぞ!」と気分を盛り上げてくれます。
イベントのある土曜日は9時を過ぎると駐車場待ちになることが多いと聞いたので、今日は早起きして来てみました。(はやる気持ちを抑えられず7時に着きました。さすがにこの時間帯はまだ業者の方ばかり、おかげでゆっくりとお店を回ることができました。)

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朝早く来るとゆっくりとお買い物ができます。

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9時を過ぎるとこんなににぎやかに。通り抜けるのも大変!

3.マグロ解体ショー  <゜)))))彡 が <゜)+++< になっちゃう

9時を過ぎるころには、一般のお客様で市場の中もにぎやかになります。
9時30分になると場内放送と鐘の音でマグロの解体ショーが始まるというので、急いで駆けつけました。愛媛から運ばれてきたばかりの70Kg・130cmくらいのマグロが一匹、台の上にドーンと乗せられて、その周りをお客様が取り囲んでいます。小さい子供達もおそるおそるのぞき込んでいます。大将の威勢の良い声と素晴らしい包丁さばきに見とれていると、あっという間に半身に。そこで中落ちをその場で取り分けていると、すぐに売り切れ。そうこうしていると一匹のマグロが、見慣れた短冊くらいの大きさにされてしまい、その短冊にも人だかりができています。
※見逃した方は、10時に水産棟のお店でもマグロの解体ショーをやっています。

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食品棟のマグロ解体ショー (マグロに負けじと大将も活きがよかった)

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水産棟のマグロ解体ショー (こっちの大将は愛想がバツグン)

4.目方でドーン 昔のテレビ番組(?)みたいでなんだか楽しそう (^O^)

キョロキョロと場内を回っていると、引き寄せられるように、目に飛び込んできたのが下のチラシ。
食べ盛りの娘2人のために「よーし、今日の夕飯は焼肉だ、1Kgを100グラム84円でゲットするぞ!」と記者もチャレンジ。結果は内緒です。
ちなみに、次のお客様はピッタリ賞でした、お店大丈夫かな?とちょっぴり心配です。
コツは写真の左の方に写っていますが、パックに入っている量とグラムを見た目で参考にしました。お肉はとても柔らかくておいしかったです、4人家族ですが2日間で食べちゃいました。。。

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家で練習してから来ましょう。

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お肉はもちろんオイシイ! それに国産なので安心。
山盛りだったのにすぐになくなっちゃいます。

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ほかにも美味しそうなお肉がいっぱい(^O^)/

5.気分は最高潮 !   お楽しみ抽選会  ヮクd(*^0^*)dヮク

いろいろと買い物をして、500円以上のレシートを2店舗集めると1回の抽選ができます。子供たち(小学生以下)には特別に「お菓子のつかみどり」が用意されています。中には十数枚のレシートを手に持っている方もいらっしゃいます。この日を目当てにまとめ買いするんですね。
この日の賞品は、【青果賞】みかん(大袋)47本、【水産賞】メカジキのハラ34本、【関連賞】焼のり45本、【残念賞】ジュース・お茶374本の合計500本です。
賞品がなくなり次第終了ですので、早めに並びましょう。

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 みかんが袋いっぱいに入っています。ちなみに、賞品は毎回変わります。

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大当たり~‼ 青果賞と水産賞をゲットしたご家族、子供たちも大喜びです!

ここで紹介したイベントはほんの一部です。他にもいろいろなイベントがたくさんありますので、ぜひ、ホームページを見て一度足を運んでみてください。
きっと、業務用のスーパーや「○スト○」などにはない、ステキな発見があるはずです。

6.どうして市場に来るのかな? (突撃インタビュー)

市場の魅力って何だろう?と思い、市場に来ている方にインタビューしてみました。
■どこから来ましたか?
隣の団地や松戸市内はもちろんのこと、近くの金町、流山の方も大勢いました。遠くは筑波から来ている方もいてビックリ!
■どのくらいのお金を使いますか?
よく来る方(週に1回以上)は大体2~3千円が多かったです。ただし、抽選会のある第2・4土曜日は5~6千円は買うという方も多くいました。中には2万円というお客様も。
■市場の魅力って何ですか?
品物が新鮮で安い、スーパーでは売っていないようなお魚もあり種類が豊富、お魚をさばいてくれるので調理が楽、など市場では当たり前のことかもしれませんが、やはりそういうところが一番の魅力ですね。
また、お店の人やお客様同士のやりとり・掛け合い・コミニュケーションがあり、スーパーだとただ買い物をするだけが目的になってしまいますが、市場は人とのふれあいがあり楽しい、という方も結構いらっしゃいました。

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 こちらのご家族は、月に2回は来ているそうです、まぐろの解体ショーも楽しんでいました。

7.最後まで読んでいただいた方に、ちょっとだけお得情報~

お楽しみ抽選会のある土曜日は、早めに買い物をして、抽選会が終わったら帰ってしまう方が多いですが、本当はここからがお買い得の時間帯かも。。。日曜日は市場が休みなので、お店を閉める昼頃になると、値段を書き換えているお店もありました。
抽選会が終わったら、市場の食堂棟で休憩(あるいは早めの昼食を)してから、もう一度、市場を2~3周してみるとお買い得品に出会えるかもしれません。記者も半額近くになっているお魚をゲットしました~♪
また、食堂棟はお昼近くになると行列ができるので、早めに行くことをお勧めします。

8.いちごマルシェ株式会社の佐藤常務・松永部長に聞きました

取材にあたり、『南部市場』を運営しているいちごグループの「いちごマルシェ株式会社」様にご協力をいただきました。特に、記者とともにイベント・お店を紹介していただいた部長の松永さん・お話を伺った常務の佐藤さん、ありがとうございました。
『南部市場』も10年前までは業者相手のみの販売で、千葉県内にある市場のうち集客率は下位に位置していたそうです。また、町の八百屋さん、魚屋さんが店じまいしていっているので、「このままだと市場もすたれてしまうのでは…」との危機感を抱いていたとのことです。
そこで、全国の市場を回ってどんなことをしているのか勉強された結果、町に住む大勢の方に市場を開放し、加えていろいろなイベントや仕掛けをすることで、来る人も・売る人も楽しく活気のある市場になり、今では上位にランクする人気の市場になれたそうです。
また、高齢者や女性・子供連れの方にも気持ち良く来てもらいたいとのことから、AEDの設置、トイレも手すり付き便器や多目的トイレ、おむつ交換台、ベビーキープまたはベビーチェアを設置するなど、新しくしたとのことです。
情報発信にも熱心で、ホームページはもちろんのこと、ブログやFacebookもしっかりと更新して、町の方々に最新ニュースを届けています。「お友達登録よろしくね!」
今では逆に、取材や見学・研究のために、たくさんの方が(外国からも)訪れるようになったそうです。最後に、この『南部市場』を《松戸の観光名所》にしたいとの夢を佐藤常務が語ってくれました。その夢に向かって、イベントを通じた社会貢献など、いろいろなことにチャレンジしています。
今日は、市場の元気と両手いっぱいのお買い物(もちろんお腹も)、とっておきのステキな体験、皆さんに伝える記事を持って帰ることができました。
皆さん、ぜひ一度『南部市場』に足を運んでみてください、あなただけの「ステキな発見」がきっと見つかるはずです。 o孕o =3 =3

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松永部長 (左) と 佐藤常務 (右)

【データ】 松戸南部市場
住所:千葉県松戸市松戸新田30番地
電話:047−363−2222(代表)
営業時間、定休日:詳細はホームページや各店舗にお問合せください。原則、日曜、祝日はお休み。
営業日の物販は6:00〜13:00、飲食店は7:00~16:00頃まで。
交通:JR松戸駅から野菊野団地行きまたは三矢小台行きバスで約15分、総合市場前下車。
萩原 義信

萩原 義信 (はぎわら よしのぶ)

松戸に住んで20年が過ぎ、いつも歩き・走り回っている自分の街「松戸」について、もう少し詳しく知りたくなりました。松戸での身近な出来事・いつも見る風景の中から、松戸らしい"やさしい暮らし"を皆さまとともに感じられたらと思っています。

素敵な発見!
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