『日学・黒板アート甲子園(第一回)』には、県立松戸高校からは4つのチームがチャレンジしましたが、検見川高校放送委員会はその中の1つのチームを追いかけてドキュメンタリー作品に仕上げ、「テレビドキュメント」部門にエントリーしました。
検見川高校の他の部門のエントリー作品も、千葉県の予選・本選を勝ち抜き、7月25日から28日に東京で行われた全国大会に出場。
果たして、その結果は…それは後でのお楽しみ!
黒板アート、黒板ならではのスケール感とチョーク独特の温かみが魅力で、今話題となっているアート作品。今年の春に、高校生を対象に黒板アートのコンテストが行われた。春休み2日間を使って、このコンテストに挑戦したのが千葉県松戸高校の5人…
春休みになった。制作一日目。
「高校時代のうちに皆で何か作品を残してみたいと思ったので参加しました。」
「チョークで上手く表現できるかということと、思い描いているものが上手く形にできて、それが見る人に伝わるか不安でした。」
5人各々が黒板アートに懸ける想いを語ってくれました。
もうすぐお昼、ここまでは順調に進んでいた。
ところが体調を崩した生徒が一人、朝から具合が悪かったようだ。
描くと決めた5人だから、5人で完成させたかった…
この日は最後まで5人で描き続けた。
午後6時、制作一日目が終わった。
そして二日目の朝がやってきた。
昨日の疲れが少し残っているようだ…
この日は、ネット上に松戸の情報を発信している松戸市民記者の萩原さんが取材に来ていた。
「気の合う友達同士で、皆すごく楽しそうに描いている。自分の高校時代を懐かしく想い出します。」
完成が近づいてきた…制作に掛けた時間は15時間、やっとの思いで作品が完成した。
「最初はすごく不安だったけど、皆で最後までやり切れて良かった。私たちの青春はこれなんだ、と思いました。」
「形に残すのも良いが、皆で描き終わった後の達成感は想い出に残りました。形は残らないけど、皆の心に残るものが出来たので良かった。」
「残念ながら黒板アート甲子園での結果(惜しくも入賞はならず)は残らなかった。最初で最後だと思うと、貴重な経験だった。でもまた5人揃えば黒板アートができるので、これが決して終わりではない。」
何も描かれていない真っ新な黒板から、チョークの粉だらけになりながら2日間…遂に、作品が完成!
そして、春休みも終わり…、4月6日の始業式の日。
教室に集まった仲間たち。2日間掛けて描いた作品を消すときがやってきた。
結果は残らなかったけど、想い出は残った。。。
彼女たちは「青春をここに描く」
~ NHK杯全国高校放送コンテストの様子 ~
一学期も終わり、夏休み。検見川高校放送委員会の部員たちの熱い夏がついにやってきた。
「青春描く」の作品は千葉県予選を無事通過、千葉県本選では何と【最優秀賞】を受賞し、念願の全国大会に進出、準々決勝(7月26日)・準決勝(7月27日)・決勝の日(7月28日)を迎えます。
テレビドキュメント部門にエントリーした本作品「青春描く」は、全国大会の準々決勝を勝ち進み、惜しくも決勝進出は逃しましたが、優良賞(4位)!!を獲得しました。おめでとう!
検見川高校放送委員会はその他の部門においても全国大会に進出しており、
・朗読部門では 鈴木 崚汰さんが見事優勝!!!
・ラジオドキュメント部門の「未来が見えない」と 創作ラジオドラマ部門の「明日の放送もお楽しみに!」が制作奨励賞!
に輝きました。皆さんの活躍に拍手。
決勝の会場はNHKホールですが…作品「青春描く」は惜しくも決勝進出には至りませんでした。。。
でも、君たちにとっては、県立松戸高校の教室が最高の舞台だったのではないでしょうか。
暑い日々が続いた夏の日に…一通の封筒がポストに。差出人を見ると検見川高校放送委員会の文字が。
早速、封を開けて中を見ると「丁寧な文字で書かれた一通の手紙」と「DVD」…
DVDを何回も繰り返し・繰り返し見ていたら、さくらが満開だったあの日を懐かしく想い出しました。
『日学・黒板アート甲子園(第一回)』に挑戦した県立松戸高校の生徒たちも、『NHK杯全国高校放送コンテスト』にチャレンジした検見川高校放送委員会の生徒たちも、次の目標に向かって走り続けています。
高校生らしく、元気よく!