松戸は学童ソフトボールが盛んで、現在楽天イーグルスの涌井投手(松戸出身)も学童ソフトボールをやっていたという記事を昔書かせていただきました。
「ケヤキッズ保育園」に到着。すでに準備が進んでいるようです。まずは部長(梅本さん)にご挨拶しつつインタビュー。
打ち合わせをする千葉熱血MAKINGの梅本さん(右)
「はい、2005年に前千葉県知事の森田健作さんが立ち上げたチームです。今年でチーム創立16年になります。」
「私は野球経験が無いんです。子どもの頃に遊びでやった程度です。
私自身は、35歳までバスケットボールをやっていました。なので、野球の現場は監督にお任せしてます。チームのマネジメントや広報活動が私の役目です。」
「サッカーって、Jリーグを頂点にハイアラーキーができてますよね。バスケットも以前はなわばり争いみたいなものがあって、国際的にさされて一つになりました。でも野球って、今でもなわばり争いなんですよ。プロ・社会人・高校の人材交流も不十分ですね。学童レベルではそういうのはやめようよ、と思っていて、こういう活動をしています。」
「実は松戸には硬式野球ができる環境がないんですよ。運動公園の野球場が改修されましたが、硬式野球での使用はできないんです。なので硬式高校野球も運動公園で試合ができません。
何とか硬式野球ができる球場を松戸に作りたいのですが、そもそもチームの認知度も無いしスポンサーもいないのに『硬式野球のできる球場を作ってください。』と市長に言うこともできないでしょうから、サポーターズクラブを作り、昨年から活動を始めたところなんです。」
「私はやはり、なわばり争い(陣地の取り合い)の要素が大きいと思いますよ。そうでなければすそ野が拡がっていかないと思います。」
園長先生
ケヤキッズ保育園の園長先生にもお話をお聞きしました。
―どうしてこうした活動をしているのですか?
「きっかけは熱血MAKINGの選手から、親子で楽しく野球に触れる機会を保育園で行いませんか?とお声を掛けていただいた事です。今年で3回目になりました。
毎回、地域の親子や広報まつどを見て申し込んでくださった方など、たくさんの方が参加してくださっています。
熱血MAKINGの選手はとても優しくて、参加された皆さんが喜ばれています。
これからも地域の貢献のためにも続けていきたいと思っています。」
―ありがとうございます。今日はよろしくお願いします。
参加する子どもたちはあらかじめ色付きのテープで組分けされており、小さな子から順に黄色、緑色、赤色になります。
千葉熱血MAKINGの選手たちも、それぞれ3つに分かれてサポートに入りました。
ティーボールでは、三角コーンに乗せたボールを打ちます
赤いユニフォームの千葉熱血MAKINGメンバーがサポート
千葉熱血MAKINGの監督さん。今日はありがとうございました
―お疲れ様でした。監督さんの普段のポジションなどを少しお聞かせくださいませんか?
「私は最近DH(指名打者)が多いですね。もともとは外野手です。妻が常盤平出身なので、松戸はそういう意味では地元ですね。」
丁寧にお話していただきました。32才だそうです。私の息子でもいいくらいの年齢ですが、娘さんが「パパ、パパ」となついてました。
「スポーツって、本来楽しいものだと思います。ですが、今は競い合うことばかりが先行して、いつの間にか楽しむことを忘れてしまっているのではないかと思う時があります。子どもたちにティーボールを体験してもらい、ボールを打つ、投げる、野球って楽しい!と思ってもらいたいんです。」
「また、うちの選手たちにも子どもたちと触れ合うことで、自分たちが野球を始めた頃の楽しかった思い出を忘れずに、これからも野球を楽しんでほしいという思いもあります。
練習場もお金も無いチームですが、めちゃくちゃ野球を楽しんでいる日本一の強いチームを目指しています。」
選手だけでなくサポーターも募集しています!地域の硬式野球チームをみんなで盛り上げていきたいものですね。
ご協力:パーチェさん
ご協力:千歳さん