松戸市「21世紀の森と広場」を会場に開催した、子どもたちが主役の森のイベント『森のこども館』。
豊かな自然の中で思い切り遊んだり、樹木や植物を使って工作をしたり、春を探してお散歩したり…… 子どもたちの笑顔あふれるイベントを紹介します!
落ち葉に木の実、森からの贈り物が今日のおもちゃ
桜の便りも届き始めた3月26日、「21世紀の森と広場」に『森のこども館』がオープンしました。
10時のオープニング前には、この日を楽しみにしていた子どもとママ・パパたちが続々と詰めかけ、受付は大行列です。
まずご紹介するのは園内で集めた落ち葉を使った「落ち葉プール」。子どもが落ち葉を抱えては空に向かって“パアッ”と放り投げたり葉っぱをかけあったり相撲を始める子どもたちもいて、すぐに会場がにぎやかになりました。
竹や木の枝の輪切り、どんぐり、ビーズやスパンコールとカラフルな素材を用意した「もりだくさん工作」では、子どもの自由な感性で、見た目も楽しい作品が次々にできあがっていきます。
どんぐりや木材を使用し、船を工作したり、似顔絵を工作している子どもたちの目が、とても真剣なのが印象的です。
自然とのふれあいはアクティブに
木のつるでつくった「わなげ」を、全身を使ってポーン!上手く入ると、「やったー!」とうれしそう。めったに乗れない「ハンモック」にも、みんな興味津々です。
木のぼりだって、子どもたちは得意。
見ているママ・パパが心配そうに下からのぞき込んでいるのをお構いなしに、上へ上へ登っていきます。
昔懐かしい「竹馬」は、ボランティアの方がみんなの目の前で作ってくれたもの。
すぐに子どもたちの行列ができました。
木の実や葉っぱ、花などでつくる「ふくわらい」、顕微鏡を使った「自然観察」コーナーなど、どこも子どもたちでいっぱいです。
100倍楽しかったよ!
自然観察員さんをリーダーに歩く「てくてくおさんぽ」は、トゲトゲのもの、でこぼこなもの、あかいものなど、ビンゴ仕立てのテーマにそって、森の中にある「春」を探します。
テーマの植物や風景を見つけるたびに、みんな身を乗り出して
「あそこにあるよ!」「見つけた!」「どこどこ?」
と大盛り上がりです。
森の工芸館内には「おもちゃのドクター」もいて、壊れたおもちゃを直してもらおうと、子どもたちが大切なおもちゃを抱えて相談中。
参加者の子どもたちに感想を聞くと、
「いつもの100倍楽しかった!」、「わなげが上手にできたよ」、「落ち葉プールまたやりたい」
と笑顔いっぱい。
ママ・パパたちも
「工作をしながら、子どもとたくさん会話できました」、「ふだん『危ないからダメ。汚れるからダメ』ばかり言っているけれど、今日は『やっていいよ』と言ってあげられたのが嬉しい」
と満足そうでした。
「森のこども館」は4月から毎月オープン決定
この日に向けて、野菊野こども館スタッフや、市職員、ボランティアなどのみなさんが協力して準備を進めてきた『森のこども館』。
参加者全員が、緑に囲まれた自然の中で楽しく過ごした一日となりました。
子どもたちとママ・パパが自然の中で安心して楽しく過ごせるひとときを提供するこの居場所、4月からは、月に1度の開催が決定しました!
「毎月第1土曜日の10時から16時まで、「21世紀の森と広場」にある森の工芸館を会場に、毎月楽しい企画を準備中です。ここに来ればいつでも人がいて、自然や友だちとのふれあいを満喫できるのが、『森のこども館』。ぜひみなさんも、まつどのやさしさを体験し、気軽に遊びに来てくださいね!」
(「野菊野こども館」館長・石川静枝さん)
「森のこども館」についての詳しい情報は、まつど子育て情報サイト「まつどあ」をご覧ください。