松戸まつど
ライフプロモーション
つながってる2021年6月2日

夢を乗せて走るプラレール

ドアをくぐると子供達の大歓声が響く。
熱気の中へ入っていくと子ども達がふと顔を上げ「この電車ボク知ってるよ、トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)!今日走らせてるのは6両編成。ライトも点くよ、カッコいいでしょう」と満面の笑み。すると今度は隣の子が「こっちも見て!すごいんだよこれ、新幹線試験車両ALFA-X。背中にウイング(空力増加板ユニット)があるんだ」幼稚園帰りの子ども達が、我先に得意気に教えてくれる。車両に書いてある「瑞風」を読み、「編成」や「ウイング」なんて難しい言葉を使いこなしてしたり顔。
なんだか凄い空間にドキドキしてきました。

開封イベントのためにズラリと並べられた箱

記者が訪れたのは4月15日。この日は新しいプラレール開封イベントの日

新しく買いそろえた車両や基地を子ども達の手で袋や箱から取り出してワクワクしてもらうイベントだ。13時30分からのスタートに向けて、既に部屋には箱がズラリと並んでいて、子ども達は皆、興奮気味。

時間になり「みんな、こんにちは」と、男性がやってきた。そう、❝プラレールお父さん❞の登場だ。

イベントで挨拶するオーナー、佐藤さん

「さぁ皆で箱を開けようね」の言葉に歓声が上がる。車両基地の大きな箱は抽選で、開けたい箱のくじに当たった子どもは大はしゃぎ。ハズレてがっかりの子どもも、すぐに忘れて今度は小さな車両の箱を開けている。

嬉しそうに箱を抱える子ども達

電車に夢中な男の子を見つめる佐藤さん

 

みんな大好きなプラレールに囲まれて、思い思いに楽しんでいる。そう、ここは子ども達の夢のスペース【プラレールラウンジ】なのです。

 


暫くしてそれぞれが夢中で線路を繋げて遊び出したので、皆少し落ち着いた様子。今のうちにオーナーの方に、このラウンジについて聞いてみることにしました。先ほど子ども達に声をかけていたのが❝プラレールお父さん❞こと、佐藤充泰(さとうあつひろ)さん。ここのオーナーです。
―このラウンジを作ろうと思ったきっかけから教えてください。
佐藤さん「自分自身もですが、小さい子どもを連れて同じような施設やイベントに遊びに行くと、入場料が高いのに見ているだけや、触れるコーナーでも別料金でちょっとだけ。ゆっくり出来ない上に、展示品を触らないか等、親はヒヤヒヤして見張っていなければならない。それならば、自分の持っている物を使って、子ども達がおもいっきり触れて遊べて、保護者もゆっくり出来る場所を作りたいと思いました。」
―しかし、凄い量ですね。
佐藤さん「息子の誕生日に買ったのがきっかけで僕自身が楽しさにハマってしまい、息子と遊ぶのに新しいのを買っていたらどんどん増えてしまって。あの時よりもかなり増えましたよ(笑)」

陣が前わいわい食堂(子ども食堂)でのイベントの様子

“あの時” ~そう、実は私が5年前から開催している「陣が前わいわい食堂(子ども食堂)」のイベントに、プラレールを車に沢山詰め込んで持ってきてくださって、何度もお世話になりました。

その時は「集めていたらいつの間にか自室のクローゼットが上から下までプラレールの箱で埋まってしまって・・・」とおっしゃっていました。その時でも沢山だと思っていたのに、ラウンジは壁一杯に車両が並び、まるでお店のよう。

佐藤さん「あれから色々ありまして、事務所の移転をきっかけに、子ども達がおもいっきりレールを広げて遊べる広場と、保護者もゆっくりくつろげるスペースも欲しい等々考えてこのラウンジが出来上がり、3月17日にオープンしました。」
―何か特徴はありますか?
佐藤さん「入場料は無料です。それと、飲み物も無料です。」
―え!無料なんですか?
 佐藤さん「ここは友達の家に遊びに行ったような感じで利用して欲しいので、全て無料で頑張っています」。
いやぁこれだけの施設が無料だなんて、恐れ入りました。参加者はどう思っているのか、そちらにも聞いてみましょう。

●イベントに来ていた3歳の子のママ
「前に利用した事のあるお友だちに聞いて、来てみました。うちの子は人見知りなので『どうかな?』と見ていましたが、大好きな電車なのですんなりお友だちの中に入っていけて、楽しく遊んでいる姿を見て、連れてきて良かったと思います。今後も是非利用したいです。」

●ゆふいんの森号がお気に入りのS君のパパ
「都内のイベント等に連れていっても、短時間でお金はかかるし、触れるコーナーでは少ないオモチャの取り合いになってしまうけど、ここは子どもにもですが私たち大人もそういうことを気にせず遊べる、夢のような場所です。本当に作ってくださってありがとうございます、と伝えたいです。」
と、利用者の方も大満足。

寝そべったり、どこまでもレールを繋げたり、まるで家にいるように遊ぶ子ども達を見ているとあっという間に閉館時間が近づき、「15時30分になったのでお片付けでーす」の声が。
一斉に片付け始める「お母さん」達。そのそばでは、電車を離さない子どもや泣き叫ぶ子どもも。「『まだ遊びたーい!』と泣かれても、『また明日来ようね!』と子どもと約束できるんですよ。自分も今は仕事がリモートで、とても助かるありがたい場所です。」と、泣いている子どもを抱えて、若いお父さんが帰っていきました。

子ども達が全員帰ったあと、受付の女性が「プラレール広場を作りたいと言っていて、念願の夢を叶えた社長。そんな社長を私たちはとても尊敬しているんですよ」と教えてくれました。

大人が夢を叶えた、「プラレールラウンジ」。子どもの笑顔が溢れる素敵な名所。今日もプラレールは、みんなの夢を乗せて元気に走っています。
【プラレールラウンジ】
住所:松戸市新松戸北2丁目2-13(MJビル1階)
問い合わせ:047-382-5236
詳しくはこちら

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※事前にご登録いただくと、スムーズにご利用できます
※利用者は小学校低学年以下の子供とその保護者に限られます


 ―体験してきました―
取材に伺った時、私もレールをつなげ、タワーを作り、ドクターイエローを走らせ、童心に帰って遊ばせていただきました。
そして、以前「陣が前わいわい食堂」の子ども達をとても楽しませてくださったので、今度はこちらがお返しをする番だと「おかしばこ」を作り、子ども達にお菓子の提供をすることにしました。
4月17日のイベントの日から毎週、空っぽの箱が満タンになるようにお届けしています。

水村 和香

水村 和香 (みずむら よりか)

中学で女子サッカーを始め、現在は松戸市の小学生サッカーのコーチをしています。また小学生で始めたバレエが縁でジャズダンスグループの代表も。いつも自転車で松戸市内を駆け回る元気な観光大使です。体当り取材で松戸市の魅力を伝えます。

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