松戸まつど
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10年後のまつどを考える「まつど やさしい暮らし会議」(後編)

まつどに愛着のある皆さんが中心となって、街のあちこちにかくれている〝やさしい暮らしへのヒントやアイデア″を見つけ出す「まつどやさしい暮らし会議」。
今回の記事では、60人以上もの参加者が持ち寄ったひとつひとつの小さな感動や発見が、10年後のやさしいまつどへとつながっていく様子をお伝えします。

みんなが考えた10年後のまつど

まつどに縁のある方々が集まり、それぞれの意見や想いを共鳴させたその先には、まつどの未来が広がります。
『第1回「まつど やさしい暮らし会議」開催!』でご紹介した参加者の想いが詰まったカラフルなポスト・イットたちは、会議後半にかけてにわかに彩り豊かになっていきました。

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「皆さんはまつどについてどのような思いを持っているのでしょうか?」
駅前の伊勢丹のショーウィンドウガラスに映る青空が、とってもキレイ。
駅近くに自然(江戸川)があり、環境がよい。
さまざまなアーティストや職業の人が、一緒になって、楽しんで物事をつくっている。

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0031皆さんの話し合いに聞き耳を立てていると、まつどに長年住んでいる人でも、今まで知らなかった! という発見や感動がたくさんあった模様。私たちラボメンバーも、「確かに!」と共感することから、「そうだったの!?」と新たな気づきとなったことまで、さまざまな情報が飛び交います。
時を経るごとに話し合いは盛り上がりをみせ、各グループがひとつとなりはじめます。まつどへの想いがまとまり、他のグループへアウトプットしていきたいという雰囲気が後半になるにつれて現れてきました。
「それぞれの想いを紙に書き、その後他の皆さんが書いた紙に対して共感できるものには丸印を付けて下さい」司会者が呼びかけます。
個々の記憶が集約され、ここでしか誕生しえなかった情報が発信されていきました。
「ほー、『ない』ことがいい、と。それは逆転の発想だね。こと足りているのかな」
「新しいものがないということは、その分、昔の何かが残っているということかも」
「それってなんだろうね」
このテーブルでは、個々の“想い”や過去、そして未来……見えないものに目が向き始めたようですね。

そして会議は、一気に10年後へ……

「皆さん突然ですが、今日は2024年2月22日です。『やさしい暮らしのまつど』のことが、雑誌や新聞に大々的に取り上げられたと想像してみてください。どんなタイトルで何を取り上げた記事だと思うか、自由にイメージしながら模造紙に書いてください」

10年後のまつどの未来を形にしてしまおう、というわけです。

0041といっても、いきなり未来を見通そうというのは困難なように思われました。どんな風に話し合うのだろうと耳を傾けていると、あるテーブルからこんな意見が……。
「たとえばとっても難しい街の問題が、みごとに解決したなら、ニュースに取り上げられるよね!」
「子育て環境の問題と、高齢化の問題を融合させて考えてしまうとか!?」
「子育ての智恵を求める若い世代と、年の功を伝え残したい上の世代がつながる場所はどこだろう。」
先ほどはテーブルとテーブルの間を旅したけれど、今度はみんなで10年後のまつどへタイムスリップ。
次第に、2024年のまつどがぼんやりと見えてきました。
例えば、こんな世界をイメージしたグループも……
少子高齢化で過疎化していた○○団地が、元気なお年寄りを講師陣にしたカルチャータウンとして新装オープン。
子育て世代が、手芸、園芸を習うために、子連れで来場。託児所も併設……。

皆さんのまつどへの想いを話し合い、紙に書いて具体化していくことで、10年後のまつどをイメージ……ユニークな発想法から飛び出してきたのは素敵でやさしい、活気に満ちたまつどの街でした。

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006多くの世代のそれぞれの意見やアイデア・価値観は、まるでまつどの景観スポットの一つ、『21世紀の森と広場』の四季の移ろいのように色とりどり。その多様さはやがて、まつどへの想いや感動を10年後の世界につなぐ力となる。今回の「まつどやさしい暮らし会議」は、そんなワクワクするような時間へと昇華されていきました。
まつどについての感動や発見を集める「やさしい暮らし会議」、次の参会者はこの記事を読んでくださっている皆さんかもしれません。やさしいまつどの未来を見に行く旅、次はどんな旅になるでしょうか。

事務局

事務局 (じむきょく)

「やさしい暮らし」について、みんなで考える。ちょっと変わったラボです。「研究対象」は、まつどの街。まつどと関わりのあるいろいろな人が、いっしょになって、街のあちこちにかくれている”まつどらしいやさしさ”を世の中に共有していきます。

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