平成30年正月、快晴の元旦。毎年、正月元旦の松戸市内の恒例行事となっている、小金【初詣歩け歩け会】を取材しました。
コースは、完歩証の記載の通り、北小金駅周辺の寺院4カ所と神社4カ所の8カ所の初詣巡り。東漸寺をスタート地点として、八坂神社までの約7.5kmを歩きます。
主催の松戸市スポーツ推進委員(松戸12地区約110名)小金地区理事が中心となり、昭和51年から毎年元旦に同じコースで行われている伝統ある【初詣歩け歩け会】です。
※以下記事中では、略して【歩け会】とします。
主催の松戸市スポーツ推進委員(松戸12地区約110名)小金地区理事が中心となり、昭和51年から毎年元旦に同じコースで行われている伝統ある【初詣歩け歩け会】です。
※以下記事中では、略して【歩け会】とします。
1 東漸寺(とうぜんじ)
【歩け会】の集合場所は、JR北小金駅南口から6分の浄土宗東漸寺。スタート予定は、朝8時15分。8時頃から【歩け会】の実行員が目印の黄色い旗を掲げ、参加希望者が三々五々集まってきます。まずは、東漸寺の初詣。
東漸寺寺務所前で、甘酒をいただく。
清々しい本堂前で、【歩け会】のリーダーMさんが挨拶。
完歩した方には、八坂神社で、完歩証がもらえるとのこと。
東漸寺は、約500余年前、増上寺の末寺として創建され、中世は高城氏の居城でした。江戸時代は浄土宗の学問所の1つとなりました。歴史的にも徳川将軍家と強い繋がりのある由緒ある名刹です。現在は樹齢300年を誇る枝垂れ桜やそのお隣の「鶴亀の松」、参道の梅やあじさい、紅葉など、四季折々の自然を楽しめます。
東漸寺(朝のおつとめ)のメンバーも【歩け会】には、有志が毎年参加。この日も6名が参加しました。
東漸寺は、約500余年前、増上寺の末寺として創建され、中世は高城氏の居城でした。江戸時代は浄土宗の学問所の1つとなりました。歴史的にも徳川将軍家と強い繋がりのある由緒ある名刹です。現在は樹齢300年を誇る枝垂れ桜やそのお隣の「鶴亀の松」、参道の梅やあじさい、紅葉など、四季折々の自然を楽しめます。
東漸寺(朝のおつとめ)のメンバーも【歩け会】には、有志が毎年参加。この日も6名が参加しました。
小金上総町のKさんも初参加。
東漸寺の仁王門前に再度集合、4人1列に整列して、人数確認後スタートしました。小金清志町の実行員のTさんが、黄色い旗を持って先導します。
東漸寺の詳細についてはこちら。
2 本土寺(ほんどじ)
次に、北小金駅西口のアジサイで有名な本土寺を目指します。本土寺の参道にある売店・土産物などには目を向けず。老杉のある大門-黒門跡-赤門(仁王門)をくぐって本堂へと歩きます。
日蓮宗本土寺の本堂に初詣。本堂東側には水戸光圀が建立した信吉(徳川家康5男)の生母・於都摩の方(おつまのかた)の墓があります。
日蓮宗本土寺の本堂に初詣。本堂東側には水戸光圀が建立した信吉(徳川家康5男)の生母・於都摩の方(おつまのかた)の墓があります。
本土寺は紅葉や「あじさい寺」として有名です。正月は参拝料が無料。
年によって異なりますが、アジサイと桜と紅葉の時期を除き、参拝料無料期間となっています。
年によって異なりますが、アジサイと桜と紅葉の時期を除き、参拝料無料期間となっています。
本土寺の詳細についてはこちら。
3 広徳寺(こうとくじ)
本土寺から北へ、幸田方面へと向かいます。突き当りの農園を左折すると禅寺の曹洞宗広徳寺です。
広徳寺は小金大谷口城主・高城氏の菩提寺です。本堂の大屋根の正面には高城氏の家紋。左右には曹洞宗の2つの本山、総持寺と永平寺の宗紋が見られます。
本堂の初詣のあと高台にある高城氏の墓所に登りました。当日は快晴。富士山やスカイツリーまで、見渡せました。
小金原の養田重正さん一家は、孫の笹本優月(ゆづき)さん(8歳)ら9人で参加。優月さんは参加者の中で最年少でした。
広徳寺の詳細についてはこちら。
4 赤城神社(あかぎじんじゃ)
次は新松戸方面を目指します。新松戸駅左のガードをくぐると、幸谷ふれあいホールの上に、神社の屋根が見え隠れ。赤城神社で参拝し、甘酒がふるまわれました。
Kさんは、今は旧知の友人Eさんと会うことができるので毎年参加しているんだそうです。
まるで七夕の日に、織姫と彦星が年に1度出会うように、【歩け会】に参加。お互いの健康を祝し、楽しみな出会いになっているといいます。
まるで七夕の日に、織姫と彦星が年に1度出会うように、【歩け会】に参加。お互いの健康を祝し、楽しみな出会いになっているといいます。
5 蘇羽鷹神社(そばたかじんじゃ)
赤城神社から、南の三ヶ月(みこぜ)方面を目指していくと国道6号線沿いの高台にある蘇羽鷹神社に着きます。左の柱に神社参拝の仕方が、掲げられています。
参拝した後、お神酒がふるまわれ、記者も何杯もいただきました。いささか、ふらふらと酔っ払い気味(笑)。
同神社の歴史は定かではありませんが、天正4年(1576)、千葉氏6代目の代に、二ツ木台地に、千葉氏の守護神として社殿を建設しました。昭和26年(1951)には国道6号線が開通、昭和42年(1967)には区画整理が行われました。昭和51年(1976)に焼失したため、昭和55年(1980)に神社が再建されました。
同神社の歴史は定かではありませんが、天正4年(1576)、千葉氏6代目の代に、二ツ木台地に、千葉氏の守護神として社殿を建設しました。昭和26年(1951)には国道6号線が開通、昭和42年(1967)には区画整理が行われました。昭和51年(1976)に焼失したため、昭和55年(1980)に神社が再建されました。
6 幸谷観音(こうやかんのん)
蘇羽鷹神社から、北の「関さんの森」方面に向かうと福昌寺の境内にある幸谷観音にたどり着きます。
同観音前には七福神の布袋様もいらっしゃいます。
新松戸在住の小川キヨ子さん。以前小金に住んでいました。【歩け会】当初のころから参加、当時【歩け会】会長のHさんに誘われたのがきっかけで、お子さんと一緒に参加しました。【歩け会】は当初は地区の子供会の行事だったらしく、お子さんとお土産目当てに参加していたそうです。
7 日枝神社(ひえじんじゃ)
幸谷観音から、JR武蔵野線をまたぐ陸橋を越えて小金水道局前を通り、山王公園に向かいます。
公園の隣地にある日枝神社で参拝をすますと【歩け会】の実行員から、参加者全員にみかんがプレゼントされました。
公園の隣地にある日枝神社で参拝をすますと【歩け会】の実行員から、参加者全員にみかんがプレゼントされました。
8 八坂神社(やさかじんじゃ)
初詣のラストはJR北小金駅近くの八坂神社です。
八坂神社は京都八坂神社から分かれた小金の鎮守さまです。同神社は以前は、北小金駅南側のピコティ(イオン)の場所にありましたが、再開発事業により現在の地に移りました。
参道前の道路は、駅近ということもあり、参拝客の行列がすごかったです。
参道前の道路は、駅近ということもあり、参拝客の行列がすごかったです。
境内では、餅つきやお焚き上げが行われ、甘酒と焼きこんにゃくもふるまわれました。
完歩証の授与
神社の入口で【歩け会】の実行員から、本日の完歩証が手渡されました。
最年少参加の笹本優月(ゆづき)さんも頑張りました。
快晴にめぐまれた第42回【初詣歩け歩け会】は朝の8時15分にスタートしてから約3時間、みんなで8カ所の初詣めぐりを楽しんで、11時15分から30分頃、順次解散しました。
参加者(97名)の皆様、主催されたスポーツ推進委員の皆様、歩け歩け会実行員(当日12名参加)の皆様、お疲れさまでした!
参加者(97名)の皆様、主催されたスポーツ推進委員の皆様、歩け歩け会実行員(当日12名参加)の皆様、お疲れさまでした!
【歩け会】は、他の「七福神巡り」などに比べて、参加費や申込も不要で、お神酒やみかんなども無料でふるまわれますので、参加したことのない方は気軽に参加してみることをおすすめします。
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