松戸まつど
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スポーツ 2023年7月19日

松戸から世界へ!!頑張れ、なでしこJAPAN

  • なでしこJAPANに選ばれた平尾知佳選手(中央)

  • 「FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023大会」が、7月21日(金曜)に開幕するのをご存じですか?
    6月13日に発表された“なでしこJAPAN”メンバーの1人、平尾知佳(ひらお ちか)選手(アルビレックス新潟所属)。彼女は小さい頃から2人の兄の影響でサッカーに興味を持ち、『六実サッカークラブ』でサッカーを始めた松戸市出身の選手です。
    彼女を松戸市の女子トレセン(選抜された選手を集めたトレーニングセンターの略)で教えていた金井コーチは「とにかく負けず嫌いだった」と言います。

  • 現在も小学生たちの指導に熱心な金井コーチ

  • その松戸市出身の彼女が、世界のサッカーと戦うワールドカップメンバーに選出されました。これは応援しなければと、日本サッカー協会(Japan Football Association 以下 JFA)へ連絡して許可を頂き、早速取材へ行ってきました。

    “なでしこひろば

    7月2日(日曜)高円宮記念JFA夢フィールドにて「なでしこJAPANゴールキーパー選手とプレーしよう!JFAなでしこひろば in JFA夢フィールド」というイベントが開会されました。
    “JFAなでしこひろば”とは、すべての女性がサッカーというスポーツを身近に感じ、日本中どこにいてもいつでも楽しむことができるよう、JFAが各地域の団体のみなさんと連携して開催している、サッカー体験イベントです。
    普段のなでしこひろばは、小学校低学年の女子のサッカー未経験者を集めた体験会等ですが、今回はワールドカップ前になでしこJAPANのゴールキーパー選手とサッカーをする貴重なイベント。松戸市出身の平尾選手も、もちろん参加しました。
    このイベントに、ゴールキーパー(以下、GK)に興味のある東京都と千葉県の小学5・6年生13名が応募。松戸市の小学生2人もやってきました。

    まずは受付をして、控え室へ。
    部屋に入り、しばらくすると小学生たちにサプライズが!

  • 東京都、千葉県から来た小学生たち

  • 控え室でのサプライズ

  • なでしこJAPANのGK選手が目の前に登場!(左から、大場・田中・平尾・山下選手)
    自己紹介や質問タイムで、ドキドキの子供たちをリラックスさせていく選手たち。
    子供たちからの質問は
    「好きなアイスは何ですか?」等の楽しいものから
    「どうしてGKを目指しましたか?」と真剣なものまで。
    それぞれにきっちり答えてくれる選手たちと心が通じあったところで、お待ちかね、外に出てのサッカータイム。
    今日初めてGKをするという子に、平尾選手が優しくキーパーグローブの付け方を教えています。

  • 憧れの選手にドキドキ

  • グローブの付け方をレクチャー

  • まずはボールを使ったリレーや尻尾取りで軽く動いたら、投げたボールをキャッチしたり、立ったままだけでなく倒れ込んでのキャッチング(ローリングダウン)をしたりと、代表選手たちの手本にみんな真剣な眼差し。

  • 子どもたちの真剣な眼差し

  • 倒れこんでキャッチする「ローリングダウン」

  • もちろん見ているだけではなく、子どもたちも練習します。なでしこGKにボールを投げてもらってキャッチ!!
    これは素晴らしい体験ですね。

  • まずはキャッチ

  • みんな上手ですね!

  • たくさんキャッチの練習をしたら、今度は5年生と6年生のグループに別れ、なでしこJAPANのGK達と一緒にチームを組んでミニサッカー!
    最初は何となく恥ずかしがっていた子も、もう普段通り。なでしこJAPANの選手に「こっち~!」「パスパス!」と、とても楽しそうに声をかけています。

  • いつもの練習のよう

  • 平尾選手は5年生の方へ

  • 最後のゲームは、なでしこJAPANの選手たちがゴールを守り、子どもたちが果敢にシュートを狙います。
    シュートが入った子は大喜び。
    30分ほどゲームを楽しんだところで本日の“なでしこひろば”は終了し、記念にみんなで写真撮影。

  • 参加したコーチのみなさんも一緒に記念撮影

  • 松戸市から参加した磯野さん(左)と長嶋さん(右)

  • この日、松戸市から参加した2人の感想は、
    磯野さん「憧れの選手に会えて良かった。今日学んだことを生かして県トレセンでも頑張ります。」
    長嶋さん「すごく楽しかった。勉強になりました。」
    とても良い経験になったようです。

    平尾選手にインタビュー

    平尾選手にお話を聞きました。

    記者「なでしこJAPAN選出おめでとうございます!」
    平尾選手「ありがとうございます。」
    記者「選出されてどうですか?」
    平尾選手「しっかり頑張ろうと思いました。」
    記者「GKと言うポジションはどんな感じですか?」
    平尾選手「GKは特殊なポジションです。守ること、仲間を救えるポジションということを誇りに思っています。仲間を支えチームを救う。それを自分の喜びにして頑張っています。」
    記者「気を付けていることは?」
    平尾選手「準備が一番大切ですね。体調管理ももちろん。なので睡眠なども大切です。」
    記者「試合に出たら何を思いますか?」
    平尾選手「もちろん勝利のみ!」

    ここでちょっとサプライズを‥
    記者「そうそう、プレゼントがあるんですよ。子供達からこれを・・」
    平尾選手「?!!」

  • 平尾選手への寄せ書きをサプライズプレゼント

  • この日、松戸市から参加していた2人から、応援の寄せ書きのプレゼントです。
    平尾選手「え!!めちゃくちゃ嬉しい!!びっくりだけど凄く嬉しいです。本当に嬉しい!!書いてくださったみなさんにありがとうと伝えてください。ワールドカップ頑張ります!」
    と、とても喜んでくれました。

    記者「最後に松戸市で頑張っている後輩の女子サッカー選手たちに、一言お願いします。」
    平尾選手「私も松戸市でサッカーを始め、なでしこJAPANになりました。可能性は誰にでもあります。まずは指導者の話をしっかりと聞き、それを自分のものにして努力して、夢に向かって行って欲しいと思います。そしてサッカーを楽しむことを忘れないで欲しいです。」

    ワールドカップの事前練習の合間に開催されたなでしこひろば。
    ご協力頂いたスタッフの皆様、インタビューに答えてくださった平尾選手、ありがとうございました。

    寄せ書き裏話

    平尾選手にお渡しした寄せ書きは、松戸市サッカー協会女子委員会が発案し、女子選手の練習会や試合の合間に、みんなで書き込みました。

  • 思い思いに書き込む子どもたち

  • 「何書こう?緊張する」「文章うまくないから絵を描いても良い?」と、わいわい楽しそう。
    そうそう、子どもだけでなくこんな人たちも書きました。

  • 渡辺復興大臣(松戸市サッカー協会顧問)

  • 本郷谷市長

  • たくさんのご協力ありがとうございました。

    さあ、もうすぐ開幕するFIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023大会。
    頑張れなでしこJAPAN!!
    頑張れ平尾知佳選手!!

    水村 和香

    水村 和香 (みずむら よりか)

    結婚で大阪から松戸に来て25年。中学で始めた女子サッカーの縁で松戸市サッカー協会女子委員長をしています。かつて「まつど観光大使」の活動をしていた中で感じた松戸の魅力をもっと発信したいと第1期市民ライターに応募。サッカーのコーチや防犯活動、子ども食堂の代表もしながら周りの小さな魅力を発信して行こうと今日も自転車で走り回っています。

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