松戸まつど
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スポーツ 2023年6月21日

世界トップレベルのBMXプロライダーを取材!

知る人ぞ知る!松戸市在住の世界的BMXプロライダーの2人が、21世紀の森と広場で開催されたイベントで、ステージパフォーマンスと体験会を実施。貴重なインタビューをさせていただきました。

千葉県誕生150周年記念行事オープニングイベント          
  • 千葉県産の色とりどりの花で作られたチーバ君

  • 雨天で人はまばらでしたが、ビックイベントならではの出店数

  • 本物のホルスタインも登場!

  • 屋外アート体験も♪

  • 6月11日、21世紀の森と広場で開催された「千葉県誕生150周年記念行事オープニングイベント」
    あいにくの雨でしたが、広場にはたくさんのキッチンカーがずらり。
    また、千葉県の各自治体のブースもあり、それぞれの特産品などが販売されていました。

    本物のホルスタインも登場し、見どころいっぱいのイベントでしたが、実は、今回の取材の目的は、松戸市在住のあるプロスポーツ選手の方々への取材だったのです。

    BMXフラットランドって最高にカッコいい!!
  • 佐々木元選手

  • 莊司ゆう選手

  • “BMX”をご存知ですか?改めて聞かれると詳しく説明できない方も多いかもしれません。恥ずかしながら、私自身はBMW?なんて言ってしまうぐらい無知でした。
    BMXとは「Bicycle Motocross(バイシクルモトクロス)」の略で、特定の自転車を使用した自転車競技。その中でも、BMXレース、BMXフリースタイルに分かれており、さらにフリースタイルは3種類(フラットランド、ストリート、パーク)あります。
     
    そのうちの1つの“フラットランド”の世界的プロライダーであるお2人が、なんと、松戸市在住の方なのです。
    それが、冒頭写真のかっこいいパフォーマンスを見せてくれたBMXフラットランドのプロライダー・佐々木元選手、そしてその愛弟子である莊司ゆう選手です。

    【佐々木元選手プロフィール】
    1985年5月生まれ 38歳。千葉県松戸市在住。BMXフラットランドのプロライダー。鎌ケ谷巧業株式会社所属。世界ランキング1位。

    【莊司ゆう選手プロフィール】
    2002年1月生まれ 21歳。千葉県松戸市在住。BMX フラットランドのプロライダー。今年(2023年)5月にフランスで行われた「UCI BMX FREESTYLE WORLD CUP」で初優勝。

    フラットランドは、平地で行うフリースタイルバイクのパフォーマンス。競技用の自転車は、ハンドルがぐるぐる回り、「ペグ」と呼ばれる棒状のものが4本ついていて、そこに足を乗せたり手でつかんだり、それを利用して技を繰り出します。
     
    3分間の時間制限の中で、自由に技を組み合わせてパフォーマンス。ちなみに技を成功させることを「メイク」と呼ぶそうです。言い方もかっこいい!
    初めて見るパフォーマンスは、動画で見るのとは違う臨場感と迫力で、心を揺さぶられました。
    体と自転車がまるで一体になったように高速回転したり、突然前輪が持ち上がって後輪だけで走行したり。一瞬たりとも見逃せないほどのスピード感で、圧巻の技が次々に決められていきます。技が決まった時は、観客が一体となって拍手を送り、会場全体が熱気に包まれます。気が付くと、声を出して応援したり喜んだり。思わず誰もが興奮してしまう魅力あふれるスポーツでした。

    佐々木元選手・莊司ゆう選手にインタビュー
  • 向かって左が佐々木元選手、右が莊司ゆう選手。世界的なプロライダーのお2人ですが、とてもフランクに接してくださいました

  • どのパフォーマンスでも、成功率50%の技に挑み、限界を探す

    ─BMX最大の魅力はなんでしょうか?
    (佐々木元選手)「BMXの技は僕たち選手でさえ把握しきれないくらい無数にあって、その中から、その日の会場の状態や環境に合わせて技を決めていきます。大道芸などとは違うので、例えば自分が簡単にできてしまう技を見せて「はい、できました」というのは違うんです。今日のパフォーマンスでも、大会でやったことのないようなチャレンジをしている。常に成功率50%の技に挑み、限界を探していくことが魅力なのかもしれません。」

    (莊司ゆう選手)「選手ひとりひとりが、自分のオリジナルの技をもっているところです。ひとつとして同じ技がないので、それぞれのパフォーマンスも全く違う魅力があります。」
     

    想像できないほどの地道なスポーツ

    ─今まで競技を続けてきて一番うれしかったことは何ですか?
    (莊司ゆう選手)「やっぱり、先月のワールドカップで優勝できたことですね。小学校5年生から始めてずっと表彰台に上がることが目標だったので、本当に嬉しかったです。」
     
    (佐々木元選手)「嬉しかったこと。。ないですね(笑)もちろん、優勝したりして嬉しい瞬間はありますが、それまでの辛さや大変さが、“嬉しい”を上回らない。365日、常に練習のことを考えています。1日5時間以上の練習をずっと続けてきているので。今日もこの後練習しようかとか。」
     
    パフォーマンスを見ていて、はじける笑顔が印象的だったお2人。
    それでも、楽しいだけではない、プロとしての厳しさや現実を佐々木元選手の言葉から垣間見ることができました。一流であるがゆえの苦悩に少しだけ触れることができ、身が引き締まる気持ちになりました。
     
    (佐々木元選手)「でも、いろいろな方に応援していただけることが、本当に嬉しくて、励みになります。」と最後は笑顔を見せてくださいました。
     
     
    ─BMXやってみたいな、と思う子どもたちにアドバイスをお願いします
    (荘司ゆう選手)「どんな小さなことでも、ひとつ技ができると嬉しくてがんばれると思います。そうやってできる技をひとつずつ増やしていってみるといいかもしれないですね。」

    ハードなパフォーマンスと体験会の合間に、にこやかにインタビューにご協力くださったお2人。
    本当にありがとうございました。

    松戸ならでは!?贅沢なBMX体験会

    この日、会場ではBMXの体験会も開催されていました。
    世界的な選手であるお2人から直接教えてもらえる夢のような時間です。

  • 「そうそう!上手!」と声をかけながら、子どもたちにBMXの技を教える教える荘司ゆう選手

  • 体験会に参加した子ども達は初体験の子も多く、最初は乗りこなすところから始まり、きゅっと立ち乗りからペダルを止めたり、ハンドルをゆらゆらと揺らしながら乗る練習など。
    簡単な技から徐々にちょっとした技ができるように、ムリなく楽しみながら体験している様子でした。
     
    しばらくすると、飲み込みの早い子ども達は教わった技を次々と成功させていきます。
    技を成功させたら、ゆう選手とハイタッチ!!
    子ども達の誇らしげな表情が光ります。
     
    体験会に参加していたゐとわちゃんにお話を伺いました。

    ─BMXは初めてだったかな?どうだった?
    (ゐとわちゃん)「たのしかった!全然こわくなかった!」
    ─またやってみたい?
    (ゐとわちゃん)「うん」
    BMXの魅力がしっかりと子ども達に伝わったようです。
     
    松戸に世界的なプロライダーがいる2人もいるBMXフラットランド。
    “BMXの聖地”と呼ばれる21世紀の森と広場を中心に、これからも盛り上がっていくと嬉しいですね。
    そして、お2人をぜひ応援していきましょう。
     
     
    ※こちらの記事もぜひご参照ください

    ・佐々木元選手と莊司ゆう選手のインタビュー「松戸から世界へ!今注目のBMXプロライダー」
    https://www.city.matsudo.chiba.jp/miryoku/sports-katsuyaku/sports_2021/BMX-prorider.html

    ・「松戸ファンフェスタ in テラスモール松戸」でのBMXステージパフォーマンス
    https://www.city.matsudo.chiba.jp/miryoku/fanfesta/2022_report.html

    ・佐々木元選手のスペシャルインタビュー&X Games Japan出場後のインタビュー(2つ)
    https://www.city.matsudo.chiba.jp/miryoku/sports-katsuyaku/sports_2023/index.html
     

    後藤 美加

    後藤 美加 (ごとう みか)

    松戸暮らしも、はや16年。趣味はそこそこのウクレレと毎週末のウォーキング。歩き回って見つけた身近な松戸の魅力をお伝えしていきたいと思います。

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