§§ 「囲いやま森の会」のご紹介 §§
「囲いやま森の会」は2004年度に松戸市で開催された「里やまボランティア入門講座」(※1)の受講生で設立したグループです。
2005年6月から、新京成線の常盤平駅のすぐ北側(金ケ作)に位置する約2haの樹林地で、清掃や下草刈り、生態調査などの里やま保全活動(定例活動日は第1土曜日と第3火曜日)をしています。
この森は、畑に囲まれていたことから「囲いやま」と呼ばれており、グループ名もこれに因み「囲いやま森の会」にしました。松戸里やま応援団の2期生が2005年4月に設立し、会員数は約20名で活動しています。
(※1)「里やまボランティア入門講座」は毎年行われており、たくさんの修了生が巣立っています。この講座を修了し、会を立ち上げた12グループが「松戸里やま応援団」として、樹林地の所有者の理解のもと、里やま保全活動を行っています。
§§ 自然の森は楽しいことがたくさん! §§
なので…整備された「公園」とは違い、自然がたくさん残っている森では様々なことが起こります。
例えば強い風が吹いた次の日は木枝が上から降ってくることがあります、また草木が生い茂った場所をかき分けて行ったりするので、ヘルメットと分厚い手袋は作業をするに当たり必需品です。
「囲いやまの森」では子供たちに楽しんでもらうために、イベントなどで『囲いやまのポコ』(イラスト・シナリオは赤石千佳さん)という紙芝居もやっています。
今回は、その絵も交えながら…皆さんに「囲いやまの森」のことを伝えていきます。
それでは『囲いやまのポコ』による森の探検!始まり、始まり~♪
早速森の中に入ってみると…高木さんが何やら見つけたようです。
枯葉に交じってタヌキの「ふん溜(だま)り」を見つけました!
そうなんです、この森にはタヌキが棲んでいるのです。
常盤平駅から200mも離れていないのに…
ここは…そうです!森のコンサート会場です♪
野外では音が四方八方に広がってしまい、良い音が聞けません。
しかし、ここであれば、斜面の土や木々に反響するのでコンサートにはちょうど良い場所です。
森の音楽会などのイベントも開催しているので、ホームページ等で予定を確認してから、是非いらしてください。
なので…小道に面しているところでは、残念ながらゴミが捨てられていたりします。
木々や小枝以外にもビンやペットボトルなどのゴミがこんなに集まりました。
そうすることで野生の草木やタヌキなどの小動物との共存を図っています。
作業中に鳥のさえずりが聞こえてきます。
森にはウグイスやコジュケイ、コゲラやシジュウカラなども生息しているようです。
双眼鏡の向こうには何が見えているのでしょうか?
森の中での時間はゆっくりと流れます。でも、もうお昼の時間。
作業は午前中で終了、用事があり家路につくメンバーや、そのままお弁当を食べたり、コーヒーを淹れたり、おしゃべりしながら楽しいひと時を過ごしています。
紙芝居はここでおしまいです。
でも、囲いやまの森のメンバーの活動に終わりはありません。
この森が地域の皆さんにとって、鳥のさえずりが聴こえ、タヌキが安心して暮らし、ごみが捨てられなくなるような美しい花が咲き乱れる…そんな場所になるように…この先ずっと地道な活動が続いていきます。
§§ 紙芝居「囲いやまのポコ」で子供たちに森の素晴らしさを! §§
お話の内容は、ここ「囲いやまの森」を舞台に、コゲラの「ケラ」とタヌキの「ポコ」が「足ながのっぽ」の世界で繰り広げる冒険です。
「森の楽校」などのイベントでは作者の”赤石千佳”さんが口演もされていました。
とても楽しい紙芝居ですので、下記(↓)をクリックして是非ご覧ください。
§§ 森の魅力の伝道師(高木さん) §§
今回の取材で色々とお話を伺った高木さんですが、本も出版しているとのことでした。
高木さんは…大手音響メーカーに就職、宣伝部門を担当していましたが…。社の経営不振で50歳でリストラ。そして、 全く未知の庭師の道に。
しかし、目の病いなどで、数年前に庭師を廃業。70歳の今は森林ボランティア、子供へ絵本・紙芝居の読み語りボランティアで走り回る日々を送っています。
この20年間の記録を本にまとめ、20周年を記念して出版したそうです。ご興味のある方は是非。
§§ 里やまの仲間たち §§
「囲いやま森の会」の活動拠点はここ↓です。是非活動日に足を運んでみてください。
第6回オープンフォレストin松戸(平成29年度)がもうすぐはじまりますよ~♪
◆右のQRコードからもご覧になれます。