つながってる2016年6月28日

「共働き子育てしやすい街ランキング」全国9位(東京都除く)、県内1位って本当?!

2060年の日本の人口は、8,674万人になるのではないかと予測されています。(2010年1億2,806万人
出生率は2005年の1.26から少し上向いてきてはいるものの、1.46(2015年)少子化に歯止めがかかっていない状況です。(数字は厚生労働省発表値)

また、諸外国との比較によると、女性の社会進出が進んでいる国(スウェーデン・フランスなど)ほど出生率が高い傾向にあり、さらに、男性が家事を手伝う国ほど2人目の子供の出産率が高くなるそうです。

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厚生労働省認定「子育てサポート企業」のマーク

<日本の抱えている現状>

ハードル今までやってきた事を子どもを産んだら止めなければならなくなる。
ハードル夫が家事を手伝ってくれない。
ハードル子どもを預ける環境が整っていない。
ハードル育休を取ると会社に居づらくなる。

など、その他にもハードルはまだあります。

国も少子化対策として、消費税を8%に引き上げ社会保障を見直し、消費税が5%時の医療・年金・介護の3経費から、子育てにも財源が割り振られ、医療・年金・介護・子育ての4経費となりました
(厚生労働省資料より)

そんな少子化問題やさらには待機児童問題などがクローズアップされているなか、なんと松戸市が「共働き子育てしやすい街ランキング」全国9位(東京都除く)県内1位という評価を頂きました!

日本経済新聞社と日経デュアルとの共同調査(調査期間2015年9~10月)

<自治体ランキング 評価のポイント>

日経デュアルランキング

認可保育園に入りたい人が入れているか
ファミリーサポートセンター、シルバー人材センターなどの充実度
病児保育に預けやすいか
認可保育園の保育料が高いか安いか
⑤子供が2人以上いる家庭への保育料減免があるか
認可外保育園に通う家庭への助成があるか
独自の医療費助成制度があるか
未就学児がいる世帯へのサービス・現物支給があるか
ひとり親世帯への補助があるか
⑩子育て世帯の流入を歓迎しているか
学童保育は小6まで整っているか
⑫子育て世帯の割合

そこで、この様な高い評価を頂いた松戸市の子育ての様子と、子育ての理想の街について取材してきました!

乳幼児向けの遊び場が市内全域に20か所~今後さらに増える予定です!

■おやこDE広場

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母親たちの交流の場でもある

おやこDE広場は、主に0歳~3歳までの乳幼児と保護者が、安心して気軽に遊びに行ける広場です。
ほぼ市内全域にあり、イベントや講座などが行われている他、妊婦さんやパパ向けの企画もあります。
また、各施設には松戸市認定の子育てコーディネーターが配置され、子育てに関するさまざまな悩みや相談を受け付けてくれています。

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NPO法人松戸子育てさぽーとハーモニー 理事長の石田尚美さん(前列中央)他 子育てコーディネーターの皆さん

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E-こどもの森・ほっとるーむ新松戸

《一時預かり》
E-こどもの森・ほっとるーむ松戸、新松戸、東松戸と、根木内こども館では、生後6か月以上の就学前児童を対象に、理由を問わず3日前までの電話予約で4時間(500円/時間)までお子さんを預けることができます。
■子育て支援センター
市内に5か所ある子育て支援センターは、保育園内で実施しています。
妊婦さんから参加できる親子の遊び場、講座や、サークル支援、子育ての無料相談など、気軽に遊び・参加することの出来る場所です。支援センターのスタッフは実施している保育園の保育士で、子育てコーディネーターの認定を受けた保育士もいます。

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ドリーム子育て支援センター

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取材時にいらっしゃった子育てコーディネーターさん

 ◇松戸の子育てに関して便利な情報サイトはこちら~

保育施設が増えています

2016年4月待機児童ゼロ(国基準)を達成!
保育園・小規模保育園・認定こども園は2年間で36施設増えました。
■保育園

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広いロビーには雑然としない様に下駄箱が見えない工夫や床暖房など、お迎えの父母に配慮がされています

松戸市内には2016年4月1日現在、保育園は61施設、幼稚園は39施設あります。

松戸は幼稚園の人気が高い地区なのだそうですが、保育園は毎年増えています。
取材した保育園では、きれいなロビーやしっかりしたセキュリティ対策など、保育園のこだわりや様々な工夫を感じることができました。
また、近隣住民の避難所としての防災備蓄もされていました。

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さわらび保育園

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■認可夜間保育園

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さわらびドリーム保育園

北松戸駅から徒歩10分の所に、千葉県初の認可夜間保育園として2014年4月1日に開園した、さわらびドリーム保育園があります。

日中は併設のさわらび保育園の園児と一緒に活動したり、季節の行事を楽しみます。

保護者の多様な勤務時間に対応し、朝7時から夜間24時まで、入浴などを含む保育を実施しています。

■ 小規模保育
松戸市の小規模保育園は、2016年4月1日現在31施設になりました。
0歳~3歳未満児を対象とした、定員が6人以上19人以下の少人数で行う保育で、一人の保育スタッフが担当する子どもの数が少ないため手厚く質の高い家庭的な保育を受ける事ができます。

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野菊野保育園 松戸ルーム

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窓からは、松戸駅西口公園の緑が見える

こちらの保育ルームは、2016年3月1日 日本経済新聞の夕刊「広がる小規模保育」で取り上げられました。
■送迎保育ステーション
松戸駅近くでお子さんをお預かりして、バスで地域の指定保育園に送迎しています。駅近くの保育園が満員でも、定員に空きのある保育園への送迎は、子どもを預ける親の負担と待機児童を減らす効果があります。

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アクセプト松戸ステーション

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お預かりは7時~8時15分と16時30分~19時

松戸駅西口公園近くの送迎保育ステーションでは、現在14人のお子さんが、和名ケ谷ひまわり保育園、秋山・学びの保育園、桜花保育園に利用料1か月2000円で送迎を利用しています。
送迎や、お迎えまでの保育は、2人の保育士さんが対応しています。
駅前「送迎保育ステーション」はいま全国的に注目されており、4月22日の読売新聞掲載をはじめ、私の取材時にも札幌新聞や大阪の阪南市の取材訪問を受けていたり、TBSラジオにも取り上げられていました。
■病児・病後児保育
病気のために集団保育や家庭保育が困難な児童の保育を一時的に行う、病児・病後児保育室「ニコニコルーム」が2016年3月1日に松戸市で初めて開設されました。
他にも、病気の回復期のお子さんをお預かりする病後児保育室が、市内に2施設あります。

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馬橋駅前 わざクリニック併設の病児・病後児保育室

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感染症のお子さんのための隔離室

病児・病後児保育室「ニコニコルーム」は、生後6か月~小学6年生が、1階のわざクリニックで診察(8時から)を受け処方薬をもらった後、8時30分から18時30分(土曜日は18時まで)(水曜定休)、看護師さんと保育士さんに親身にお預かりしてもらえる保育室です。

小学校入学後は

松戸市では45か所の放課後児童クラブ、13か所の放課後KIDSルーム全てが、社会福祉法人・NPO法人により運営されています。
放課後児童クラブ
保護者が就労等の理由で昼間家庭にいない小学生児童を、保護者が迎えにくるまで(19時まで)お預かりします。

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和名ケ谷小学校の敷地内にある「放課後児童クラブ」

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放課後に宿題をしている1~2年生の児童

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利用者人数の増加により、理科室も利用しています

保育園拡充の流れで、卒園後小学校に入学した低学年児童の利用者数が増加傾向にあるそうです。
■放課後KIDSルーム

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和名ケ谷小学校 放課後は図書室がKIDSルームに

放課後から「よい子の放送」が流れる時間(16時30分または17時または17時30分、季節により時間は異なる)まで、子どもたちが安全に安心して過ごせる場所です。
利用登録終了後から好きな日に利用し、「よい子の放送」までの好きな時間に帰ります。

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教員免許を持つ支援スタッフが常時配置されています

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KIDSルームでの工作の作品が窓辺に


きめ細やかな支援もあります

■宿泊型産後ケア

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宿泊したことで体調が回復したという利用者

産後の大切な体の回復期から産後4か月未満まで、千葉西総合病院内で宿泊型の産後ケアを利用することができます。出産した病院は問いません。

病院内の産後ケア施設にて、お母さんの心身のケア、赤ちゃんのケア、育児相談などのきめ細かいサポートが受けられます。退院後も、市から保健師さんの訪問を定期的に受ける事ができます。
利用の申し込みは2か月前までに。また、急な申し込みや松戸市以外の方でも、実費で利用することができます。


児童館やこども館は、高校生まで過ごせます

市内に3か所ある児童館やこども館は、高校生までの子どもたちが自由にのびのびと過ごせる場所です。
また、月一回開催する森のこども館や、市内各施設に出張する移動児童館もあります。
■森のこども館
21世紀の森と広場内の森の工芸館で、毎月第1土曜日(1月休館)10時~16時に開催しています。
松戸にいるとは思えないような自然を体験することができる場所です。

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山小屋風の建物は、 雨の日でも積み木やおもちゃや絵本などで遊べます

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森の自然を利用した自由に作れる工作

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輪投げコーナー なども


松戸市子ども総合計画~子どもの力でつながる未来~

松戸市子ども部子ども政策課では、子育てに関わる各界関係者と市民公募で構成された22名の委員で、松戸市子ども・子育て会議で練り上げた「松戸市子ども総合計画 平成27年度~平成31年度」を策定しました。
松戸市子ども・子育て会議 会長の西智子先生に、子育ての理想の街についてお話しを伺いました。

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松戸市子ども・子育て会議 会長
聖徳大学 心理・福祉学部社会福祉学科教授
西 智子先生

「まず、安心して子どもが産める状況を作っていくことです。
子どもが遊びたい~、母親が仕事をしたい~、何かをしたいと思った時に、何かができるような環境が作れている事が理想です。

地域に子どもが出てきた時に、周りの目が行き届き、声掛けができるような街である事が必要です。
親や行政がやらなければいけない!と押し付けるのではなく、普通に市民で補えることだろうと思うのです。
子育てに、いつまでもどの年齢でもかかわっていける街である為に、税金を使って欲しい!

スターティング・ストロング(小さい子どもにお金を使っていくと世の中は潤う)では、日本はOECDの中でもお金を使っていない国となっています。
小規模保育も市の努力で増えていますが、預ければ良いという事だけではないです。
子どもたちがこの街で育って良かったと思える、この街が故郷と思えるような保育の内容の充実ができる事が理想です。」


2016年4月1日県内初の「駅ナカ」小規模保育園が、新京成の元山駅と上本郷駅にオープンして話題になりました。
開園式で本郷谷市長は「来年の4月までには市内23の駅すべての駅舎内、あるいは駅近くに保育所を開設し、だれもが希望する保育所に入れるようにしたい。」とあいさつされました。

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松戸市子育て応援マスコット「まつドリ」

今回取材を通して見えてきた事は、松戸市の積極的な取り組みと、社会福祉法人・NPO法人・地区社会福祉協議会などが行政の足りない部分を補い、地域や市民の力が「共働き子育てしやすい街」を支えているということでした。

さらに子育てしやすい街になるために私達ができる事は、地域の目として子どもたちを見守っていけるような、人と人とがつながり合う、市民レベルの「まつどやさしい暮らし」なのではないでしょうか。

この記事を書いたライター(市民記者) 清水 美惠子

松戸在住14年、6年前に家を建てました。夫・2人の子供・義母+ねこ1匹家族の主婦で、ライフオーガナイザー&ルームスタイリストの仕事をしています。街を愛し街に愛されるをモットーに、”まつどやさしい暮らし”を発信しています。