ほっとできる2017年4月19日

森に来てごらん、楽しいことがたくさんあるよ♪ ~囲いやま森の会~

前回の記事で根木内歴史公園サポーター「根っ子の会」の活動をご紹介しましたが、今回は常盤平(ときわだいら)にある森を拠点としている「囲いやま森の会」の皆さんの活動をご紹介します。

§§ 「囲いやま森の会」のご紹介 §§

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活動の目印である”緑ののぼり”を立てる壱岐さん

「囲いやま森の会」は2004年度に松戸市で開催された「里やまボランティア入門講座」(※1)の受講生で設立したグループです。

2005年6月から、新京成線の常盤平駅のすぐ北側(金ケ作)に位置する約2haの樹林地で、清掃や下草刈り、生態調査などの里やま保全活動(定例活動日は第1土曜日と第3火曜日)をしています。

この森は、畑に囲まれていたことから「囲いやま」と呼ばれており、グループ名もこれに因み「囲いやま森の会」にしました。松戸里やま応援団の2期生が2005年4月に設立し、会員数は約20名で活動しています。

(※1)「里やまボランティア入門講座」は毎年行われており、たくさんの修了生が巣立っています。この講座を修了し、会を立ち上げた12グループが「松戸里やま応援団」として、樹林地の所有者の理解のもと、里やま保全活動を行っています。

§§ 自然の森は楽しいことがたくさん! §§

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(向かって一番左から)野口さん、三嶋さん、高木さん、(向かって右から二人目)壱岐さん、いろいろなことを教えて頂きました。ありがとうございます

この森は私有地なので、通常一般の方は入ることができません。
なので…整備された「公園」とは違い、自然がたくさん残っている森では様々なことが起こります。

例えば強い風が吹いた次の日は木枝が上から降ってくることがあります、また草木が生い茂った場所をかき分けて行ったりするので、ヘルメットと分厚い手袋は作業をするに当たり必需品です。

「囲いやまの森」では子供たちに楽しんでもらうために、イベントなどで『囲いやまのポコ』(イラスト・シナリオは赤石千佳さん)という紙芝居もやっています。
今回は、その絵も交えながら…皆さんに「囲いやまの森」のことを伝えていきます。

それでは『囲いやまのポコ』による森の探検!始まり、始まり~♪


早速森の中に入ってみると…高木さんが何やら見つけたようです。
枯葉に交じってタヌキの「ふん溜(だま)り」を見つけました!
そうなんです、この森にはタヌキが棲んでいるのです。
常盤平駅から200mも離れていないのに…

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森の中にあるタヌキの「ふん溜り」

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きつつきの「ケラ」とタヌキの「ポコ」は、この森に棲んでいます

さらに森の奥に進んでいくと段差になったその下に…伐採した木が並んでいます。
ここは…そうです!森のコンサート会場です♪
野外では音が四方八方に広がってしまい、良い音が聞けません。
しかし、ここであれば、斜面の土や木々に反響するのでコンサートにはちょうど良い場所です。
森の音楽会などのイベントも開催しているので、ホームページ等で予定を確認してから、是非いらしてください。

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楽しい歌声や音楽が聴こえてきそうです♪

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地域の音楽サークルをお招きし「森で楽しむ音楽会」を開催したりもしています

この森の西側は家が建ち並ぶ住宅街になっていて、駅に通じる小道が通っています。
なので…小道に面しているところでは、残念ながらゴミが捨てられていたりします。
木々や小枝以外にもビンやペットボトルなどのゴミがこんなに集まりました。

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この森は、「積極的に手を入れて整備をするエリア」と「手を入れずに自然をそのまま残すエリア」に分けて管理しています。
そうすることで野生の草木やタヌキなどの小動物との共存を図っています。

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タヌキは見つかりませんでした(^_^;)

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作業中に鳥のさえずりが聞こえてきます。
森にはウグイスやコジュケイ、コゲラやシジュウカラなども生息しているようです。
双眼鏡の向こうには何が見えているのでしょうか?

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森の中は静かでとても落ち着きます♪
耳を澄ますと…ほらっ!

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森の中での時間はゆっくりと流れます。でも、もうお昼の時間。
作業は午前中で終了、用事があり家路につくメンバーや、そのままお弁当を食べたり、コーヒーを淹れたり、おしゃべりしながら楽しいひと時を過ごしています。

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作業も終わり、森の中で仲間と過ごす時間がとても心地よい

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おしゃべりしながらキノコをお腹一杯食べて幸せ

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紙芝居はここでおしまいです。
でも、囲いやまの森のメンバーの活動に終わりはありません。
この森が地域の皆さんにとって、鳥のさえずりが聴こえ、タヌキが安心して暮らし、ごみが捨てられなくなるような美しい花が咲き乱れる…そんな場所になるように…この先ずっと地道な活動が続いていきます。

§§ 紙芝居「囲いやまのポコ」で子供たちに森の素晴らしさを! §§

お話の内容は、ここ「囲いやまの森」を舞台に、コゲラの「ケラ」とタヌキの「ポコ」が「足ながのっぽ」の世界で繰り広げる冒険です。
「森の楽校」などのイベントでは作者の”赤石千佳”さんが口演もされていました。
とても楽しい紙芝居ですので、下記(↓)をクリックして是非ご覧ください。

§§ 森の魅力の伝道師(高木さん) §§

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高木さんが出版した本

今回の取材で色々とお話を伺った高木さんですが、本も出版しているとのことでした。

高木さんは…大手音響メーカーに就職、宣伝部門を担当していましたが…。社の経営不振で50歳でリストラ。そして、 全く未知の庭師の道に。

しかし、目の病いなどで、数年前に庭師を廃業。70歳の今は森林ボランティア、子供へ絵本・紙芝居の読み語りボランティアで走り回る日々を送っています。

この20年間の記録を本にまとめ、20周年を記念して出版したそうです。ご興味のある方は是非。

§§ 里やまの仲間たち §§

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松戸里やまグループの活動一覧です。21団体がほぼ毎日…松戸のどこかの森や里山で、これ以上松戸から緑や里山がなくならない様に守ってくれています。
「囲いやま森の会」の活動拠点はここ↓です。是非活動日に足を運んでみてください。

囲いやまの森の地図

第6回オープンフォレストin松戸(平成29年度)がもうすぐはじまりますよ~♪

さぁ、今度のお休みの日に、森のやさしさ、ボランティアたちのあたたかさを感じに、近くの里山に足をのばしてみませんか。「ケラ」と「ポコ」に会いに♪

オープンフォレストQR-code

◆右のQRコードからもご覧になれます。

この記事を書いたライター(市民記者) 萩原 義信

松戸に住んで20年が過ぎ、いつも歩き・走り回っている自分の街「松戸」について、もう少し詳しく知りたくなりました。松戸での身近な出来事・いつも見る風景の中から、松戸らしい"やさしい暮らし"を皆さまとともに感じられたらと思っています。