ほっとできる2016年1月26日

七難即滅七福即生〜松戸七福神巡りで七つの福と心の安らぎを!~

乱世や飢餓の苦しみや将来の不安から救いを求め願いをかける、七福神信仰は室町時代末期の頃から始まり、江戸時代に全国に普及したそうです。
七福の語源は、仏教経典「仁王経」の中にある七難即滅七福即生に発して称されたものと言われています。
世の中の七つの大難「太陽の異変・星の異変・風害・水害・火災・干害・盗難」がただちに消滅して、
七つの福、①愛敬富財(布袋尊)、②芸道富有(弁財天)、③人望福徳(福禄寿尊)、④有福蓄財(大黒天)、⑤勇気寿福(毘沙門天)、⑥清廉度量(恵比寿神)、⑦延命長寿(寿老人)を招くという信仰です。

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 円能寺にある宝船の石碑

また、七福神は江戸時代に「枕元に宝船に乗ってあらわれると福が授かる」と言われ、初夢の枕下に七福神の絵を入れて吉夢をみることが流行りました。

絵には「長き世の、遠の眠りの、皆目覚め、波乗り船の、音の良きかな」という言葉が添えられていました。これは、上から読んでも下から読んでも同じ文句になる回文です。

松戸七福神は、徳蔵院住職の高味良信さんの「松戸をもっと知ってもらいたい」という思いで昭和63年から始められた、福徳と心の安らぎを大切にした七福神です。
真言宗豊山派七ヵ寺による、全コース約30キロは市内をほぼ一巡する様に配置されています。
一番大切なことは、神様を心から信じ、尊敬して感謝する事!
それでは、ご一緒に松戸七福神をお参りしていきましょう~ 巡り方に特にルールはないそうです。

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松戸七福神の地図


布袋尊~善照寺~

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布袋尊は、弥勒(みろく)菩薩の化身といわれ、いつも笑顔を絶やさず人々に接していた人です。
大きな袋にいっぱい入っている宝物は、信仰の厚い人に与えられたといいます。
唯一実存した人物で、名は契此(かいし)という高僧です。
笑門来福、夫婦円満、子宝の神として信仰されています。

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巡拝(じゅんぱい)色紙にご朱印を押して頂いてます!

松戸商工会議所や伊勢丹の近くにある善照寺。
山門からの参道脇はマンションという街中に位置しているお寺です。駐車場はありません。

大黒天~宝蔵院~

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大黒天は、一度仏となりましたが、人々に福徳を授けるために再びこの世に現れたといいます。
大地を掌握する神様(農業)でもあります。
大きな袋を背負い、打出小槌(うちでのこづち)をもち、頭巾をかぶられた姿が一般によく知られています。
財宝、福徳開運の神様として信仰されています。

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六地蔵菩薩

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上矢切にあり東京外環道路の高架をくぐった先にある宝蔵院。向かいに駐車場があります。
宝蔵院の六地蔵菩薩の横の看板には、
「お地蔵さまはお釈迦様にかわって法を説く為にこの世にお出になられました。この六地蔵さまは、地獄・餓鬼(がき)・畜生・修羅・人間・天上の六つの世界を担当して救い続けておられます。どのような所でも、苦しみ悩む人々を救い続ける願いを持っておられます。」
と書かれていました。
また、参拝時に、厄難が除かれ運が開けお釈迦様の御利益をありがたく頂けるという108個の大念珠の綱を引くと、カタカタと澄んだ音が鳴り響きます。

福禄寿~円能寺~

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福禄寿は、幸福の福、身分をあらわす禄、寿命をあらわす寿の三文字からなり、中国・道教の長寿神です。
南極老人星の化身であり、中国の村や町に住み人々の信仰を集めたといわれる仙人です。
長い頭、長い顎鬚(あごひげ)、大きな耳たぶをもち年齢は千歳といいます。
長寿、幸福の徳を持ち、招徳人望の神様として信仰されています。

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千駄堀の山の上にある円能寺。風情ある山門が出迎えてくれます。向かいに駐車場があります。

寿老人~徳蔵院~

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寿老人は、福禄寿と同じく星の化身で、にこやかな微笑みをたたえ、団扇(うちわ)や桃などを持ちます。
団扇は難を払い、桃は長寿のしるしで、鹿もまた長寿の象徴です。
長寿延命、富貴長寿の神として信仰されています。

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 イトーヨーカドー八柱店の近くにある徳蔵院。裏に駐車場があります。
住職の松戸仏教会会長の高味良信さんは、松戸七福神公認オフィシャルサイト の管理や、毎年お正月の5日・6日に行われる「松戸七福神巡り」観光バスツアーの開催や、「松戸のお寺」 の本の発行もされています。
*「松戸七福神巡り」観光バスツアー(毎年1月5日・6日に開催)
松戸七福神事務局 電話090-1404-8161   申し込みは12月1日から(受付時間 10時から16時)

毘沙門天~医王寺~

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手前のミツマタの木の枝に、おみくじの矢が結ばれている。

毘沙門天は、仏教四天王の一人で、「多聞天」とも言われ、七福神の中で唯一の武将の姿をしています。
左手に宝塔(法蔵・文義)を具し、右手の宝棒は悪霊を撤退させ財宝を授けるといいます。
勇気寿福の神として信仰されています。

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中金杉にある医王寺。向かいに大きな駐車場があります。

弁財天~華厳寺~

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銭洗いの洗い場も

弁財天は、七福神の中で唯一の女神です。元はインド河(水)の神でしたが、やがて音楽の神、言語の神となり日本に伝わった当初は、弁才天と呼ばれていました。その後、財宝・芸術に関係の深い吉祥天の性格が吸収され弁財天といわれるようになり、財宝を授けてくださる神へとなりました。
知恵財宝、愛嬌縁結びの徳があるといわれています。

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医王寺からさらに進むと、華厳寺があります。
地蔵菩薩は、火防で有名な関東一大きなお地蔵さまだそうです。駐車場はありません。

恵比寿神~金蔵院~

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恵比寿神は、七福神の中で唯一の日本の神様。
いざなみ、いざなぎの二神の第三子といわれ、満三歳になっても歩かなかったため船に乗せられ捨てられてしまいました。やがて漂着した浜の人々の手によって手厚く祀(まつら)れたのが信仰のはじまりと伝えられています。
鯛を持った親しみ深いお姿の漁業の神で、商売繁昌、交易の神様としても信仰されています。

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流山街道の主水交差点を曲がってさらに右折すると現れてくる金蔵院。

全コース約30キロの松戸七福神巡りは、自転車やウォーキングで健康的にお参りされている方や、人気のお正月のバスツアーで10年来毎年欠かさず参加されているという方もいらっしゃるそうです。
そして、お正月の巡拝期間中(1月1日から7日)には、巡拝色紙(500円と1,000円の2種類)にご朱印(各寺院200円)を受けることができます。色紙はどこの寺院でも用意されています。

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ご朱印が7つそろった巡拝(じゅんぱい)色紙

室町時代から500年の時を経てもなお、7つの難が無いようにとお祈りし、豊富な食糧と円満な人格、度量、豊かな経験、学問芸術の向上、健康と長寿を願う気持ちに変わりはなく、それを巡拝しながら御祈願する七福神巡り。
身近にある松戸七福神巡りで、向こう一年の福が授かれることを願い、そして心の安らぎをどうぞ!!

この記事を書いたライター(市民記者) 清水 美惠子

松戸在住14年、6年前に家を建てました。夫・2人の子供・義母+ねこ1匹家族の主婦で、ライフオーガナイザー&ルームスタイリストの仕事をしています。街を愛し街に愛されるをモットーに、”まつどやさしい暮らし”を発信しています。