松戸市で一番新しい駅「東松戸」。
都心へも成田空港へも30分台でアクセスできる高い利便性を持つ一方で、周辺には公園や自然も多く残っています。
さらに近年では新しい小学校や公共施設ができるなど、子育て世代からも注目の街だったりします。
そんな「東松戸」ですが、街の開発が進んだのは平成になってから。松戸市内でもこの数年変化の著しい地域です。
今回は過去の写真から「東松戸」の街の変化を辿ってみたいと思います。
駅開業時は何も無かった・・・
武蔵野線の駅が開業したのは今から25年前の1998年(平成10年)3月14日。今年でちょうど25年を迎えました。
当時はどんな感じだったのでしょうか?さっそく“タイムスリップ”してみましょう。
1998年3月、JR武蔵野線の駅開業直前のロータリーの様子。奥には開業式典用と思われる紅白幕が見えます。
こちらは現在(2023年)の様子。ペデストリアンデッキができるなど大きく変わりましたが、3番バス乗り場に昔の面影を感じます。
同じく武蔵野線の駅が開業した直後の駅周辺。造成工事中でまだ何もありません。
こちらが現在(2023年)の様子。マンションやビルが立ち並び、風景も大きく変わりました。道路の奥に見えるのが北総線の駅。
こうしてみると、今では考えられないぐらい駅開業時には何も無かった事がわかります。また、駅前ロータリーの中央にある樹木は武蔵野線の駅開業後に植えられたもので、大きく成長しているのを見ると25年という月日の長さを実感します。
街の「成長記録」
駅の周辺はどう変わったのでしょうか?少し駅から離れた場所も散策してみましょう。
こちらは松戸南高校方面に向かう坂から駅を望む。駅の周辺にはマンションが1棟あるのみで、高い建物はほとんどありません。(2004年撮影)
ほぼ同じ場所から駅を望む。道路沿いに建物が増え、右手にあった雑木林は住宅地へと姿を変えました。(2023年撮影)
当時この道路はまだ完成しておらず、工事用の柵やバリケードなどが無造作に置かれていました。(2005年撮影)
そしてこちらが18年後の2023年。この道路にもバス路線が開業。奥にはマンションが立ち並び、雰囲気も大きく変わりました。
こちらは駅から1kmほど進んだ松戸南高校付近。(2004年撮影)
道路も拡張され、安全性も向上しました。(2023年撮影)
こうして比較して見ると街の“成長”を改めて実感します。日々変わる街の風景を記録するのも大切なのだと感じますね。
駅も“出世”した
2010年7月には成田スカイアクセスが開業。東松戸駅から成田空港まで1本で行けるようになりました。
元々北総線の駅は急行列車(現在は消滅)すら停車しない駅でしたが、駅の拡張とあわせて現在では空港アクセス列車(アクセス特急)も停車するなど大きく“出世”しました。
当時はホーム1面のみで、急行列車も通過する途中駅でした。今と比較しても利用者もまばらです。(2000年撮影)
成田スカイアクセスの開業に併せて2面化され、待避や通過待ちが可能となりました。
こちらはJR武蔵野線の駅。手前の置かれている大きな桁は北総線の駅拡張に伴う橋桁。(2008年撮影)
同じアングルから撮影。駅高架下に商業施設がオープンするなど、利便性も向上しました。(2023年撮影)
大きく変わった東松戸の街並み。今後10年、20年でさらにどのように変化していくのでしょうか?
東松戸の“成長”をこれからも記録していきたいと思います。