素敵な発見!2018年3月28日

和名ヶ谷クリーンセンターに潜入!

734.0g
これは何の数値かわかりますか?実は松戸市民が1人あたり一日で排出するごみの量なのです(平成28年度)。
年間で計算すると約267kg。これらごみ処理だけで、市民1人あたり12,718/年(平成28年度)もの費用がかかっている計算になります。
そんな松戸市のごみ総量の78%が、実は燃やせるごみとして焼却処理されています。我々が毎日出しているごみはどうやって処理されているのか?今回はごみ焼却処理施設である和名ヶ谷クリーンセンターに潜入してみたいと思います。

まるでゲームセンターのクレーンゲーム?!

和名ヶ谷クリーンセンターは1995年に完成した、市内のごみ処理施設としては最大規模の施設です。2015年には3年間にわたる改良工事が終了し、設備面で大幅にパワーアップしました。

ランドマーク(?)でもある煙突の高さは125m。かなり高い様に見えますが、それでも東京都庁舎の半分程度の高さしかありません。

それではさっそく中に入ってみます。入口ではマスコットキャラクターの「クリンクルちゃん」がお出迎え。空想上の生き物ではなく、フクロウがモデルなんだとか。

こちらはごみ収集車が回収してきたごみが投入されるごみピット。市内で出る燃やせるごみ約7日分を溜めることができます。ここからごみクレーンで焼却炉に投入します。

ごみクレーンは通常オペレーターによる手動運転ですが、夜間などは自動運転となり24時間稼働し続けます。取材した時間帯は休憩時間とのことで自動運転中でした。

まるでゲームセンターにあるクレーンゲームの様です。オペレーターの方はクレーンゲームが得意なんでしょうか?という質問に対し、決してそうではないとのこと(笑)。

こちらは中央制御室。クリーンセンターの心臓部になります。焼却炉は全部で3基あり、施設全体での一日あたりのごみ処理能力は約300トンというから驚きです。

焼却炉の裏側には集じん器や飛灰処理装置などの設備が並びます。
また廃熱を利用して約1,000世帯分の電力を発電をできるほか、隣接する和名ヶ谷スポーツセンターの温水プールなどに有効活用されています。

さまざまな無害化工程を経て、煙突から出る煙は水蒸気のみといいます。また、焼却灰は市外の最終処分場に運ばれて埋め立てられるとのことです。

松戸市のごみ焼却処理施設が足りなくなる?!

松戸市内のごみ焼却処理施設は、この和名ヶ谷クリーンセンターの他に、高柳新田にあるクリーンセンターの2施設体制で運営を行っています。しかしもう一つのクリーンセンターは、老朽化に伴い来年度で閉鎖されることが決まっています。
つまり松戸市内のごみ焼却処理施設は、これからこの和名ヶ谷クリーンセンターのみとなるのです。

それではごみ処理が間に合わなくなるのでは?と思ってしまいますが、そこはご心配なく。
松戸市のごみの総量は年々減少傾向にあることや、前述のとおり設備面でのパワーアップを行なったことなどで、処理能力的には問題はないとのこと。しかし2つが1つになることで、和名ヶ谷クリーンセンターの負担が増えるのも事実です。

例えば大半を燃やせるごみとして捨ててしまっている紙袋やお菓子の箱、またトイレットペーパーの芯なども、実は資源ごみ【雑がみ】としてリサイクルが可能です。
ただし感熱紙(レシート)やカーボン紙、汚れた紙などはリサイクルができないため注意が必要です。詳しくは下記リンクを参考にしてみると良いでしょう。
また今年の4月1日からは燃やせるごみの紙袋での収集を廃止し、「燃やせるごみ専用松戸市認定ポリ袋」での回収となります。
これをきっかけに、助成制度を活用して生ごみ処理機やコンポストを導入したり、【燃やせるごみ】として捨てる前に【資源ごみ】として出せるものがないか気に留めるなど、市民一人一人がごみの減量について意識を高めることが大事なのかもしれません。

ごみの中からオリンピックメダルが生まれる?!

現在、松戸市ではごみの分別は何種類かご存知でしょうか?正解は8種類です。
例えば使い終わった靴やバッグ、ベルトなどの革製品はどうなるのか?実は材質によってその分別方法は変わってきます。
合皮製ならば【その他のプラスチックなどのごみ】、本革製ならば【燃やせるごみ】になります。
さらにまだ使えるものであれば【リユース】として、市役所や市民センターなどの施設で回収を行っています。これらは主に海外で再利用されているそうです。
また、裏側が白色の紙パック(牛乳パックなど)は【資源ごみ】に対し、裏側が銀色の紙パック(酒類用など)は【燃やせるごみ】など、同じ紙パックでも加工方法によって分別が異なります。
このように細分化された分別に、都内などから転居した人などは困惑してしまう方も多いそうです。
そんなときにはごみ分別アプリ「さんあ〜る」が便利。また、市役所のホームページにはあいうえお品目順でごみ分別早見表も掲載されているので、こちらも参照してみると良いでしょう。

外国人の増加に合わせて、分別方法を説明するリーフレットも英語・中国語・スペイン語・ベトナム語など、様々な国の言葉版が用意されています。
さらに2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメダルを、使用済み小型家電からリサイクルした金属で作ろうという取り組みも行われています。
かつては小型家電は【燃やせないごみ】として処分されていましたが、近年は積極的にリサイクルが推進されています。
もしかすると処分しようとしている小型家電が、2020年のオリンピック・パラリンピックのメダルの一部になるかもしれません。


いかがでしたか?和名ヶ谷クリーンセンターを見学して感じたことは、お菓子の箱=燃やせるごみではないということ。ごみを減らすうえでも、分別が大切なのだと実感しました。
市民の皆さんの心がけ一つ一つで、ごみを減らすことができます。後世のためにも、限りある資源を大切にしてゆきたいですね。

この記事を書いたライター(市民記者) 倉地 大

子供の時からずっと松戸で育った正真正銘「松戸っ子」。趣味は旅行と写真。日本全国の都道府県を全制覇しましたが、やっぱり松戸がイチバン!松戸の魅力をいろいろ伝えていきたいと思います。

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