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松戸市の小学生 一昨年に引き続き子供の短歌コンクール(第12回)で快挙!

松戸市立中部小学校の中村色花(いろは)さん 全国短歌コンクールで特選に!

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「しきなみ子供短歌コンクール」で松戸市の子供たちが活躍

一般社団法人倫理研究所主催の第12回しきなみ子供短歌コンクールには、全国の小学生64,133名より短歌が寄せられ、五次にわたる厳正な選考の結果、「しきなみ子供短歌賞」3名、「特選」20名、「入選」354名、「佳作」536名の作品が決定しました。
平成29年3月5日、ニッショーホール(虎ノ門)で表彰式を開催し、約700名が来場しました。
松戸市の小学校からは、9校526名の児童が応募し、中部小学校1年生(現在2年生)の中村色花(いろは)さんは、小学校低学年の部で特選に選ばれました。千葉県下では、特選は2名、全国の「特選」20名の1人として、表彰式に出席しました。

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そして、主催の倫理研究所・丸山敏秋理事長より、賞状を受け取りました。


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表彰式には、お父さん、お母さんも出席。

表彰式集合写真 - コピー
晴の表彰の舞台で色花(いろは)さんは、全国20名の受賞者の中でも、堂々と理事長から賞状を受け取っていました。色花(いろは)さんは前列左から2番目にいます。

中村色花(いろは)さんの作品を紹介しましょう。

カマキリのイラスト

きづいたら
かまきり うでに
ついていた
はしったさけんだ
ああおどろいた

中村色花(いろは)さん/作者のことば

「散歩の途中に、わたしの腕に大きなカマキリがくっつきました。びっくりして、『キャー』とさけんで走りまわったけど、カマキリはなかなか取れません。泣きそうになりながら腕をブンブンふりまわしたら、やっとどこかへ飛んでいきました。その姿がおもしろくて、お母さんと二人でいっぱい笑いました。」

親子のイラスト

選考委員の講評
思いがけず腕についていたかまきりに驚いた様子が臨場感たっぷりに詠まれました。下句のリズムのよさが躍動感を出しています。中村さんは必死だったでしょうが読者は思わず笑ってしまう楽しくなる作品です。素直に思ったことを短歌にしているところも素晴しいです。

松戸市の小学生の入賞作品を紹介しましょう。(記載の学年は平成29年3月現在)

松戸市内の児童達の成績は、特選1名、入選6名、佳作3名計10名の作品が入賞しました。

入選
馬橋北小学校1年 Iさん
あさがおに ちゃいろいまるがつきました おへやのなかに たねがいっぱい

上本郷小学校1年 Hさん
とらんぷを じいじとしたらかちました じいじがよわいの? わたしがつよいの?

上本郷小学校4年 Aさん
夏休み 天気予ほうとにらめっこ ふりまわされた いじわる台風

上本郷小学校4年 Oさん
失ぱいの くやしきなみだを「おかえり」の やさしい声が ぼくをはげます

常盤平第3小学校4年 Sさん
弟と 大ゲンカして 勝はいが きまったとたんに なみだが一つ

相模台小学校6年 Yさん
夏の夜空 心の中で 目をつぶり そっととなえる 将来の夢

佳作

相模台小学校5年 Aさん
よーいドン 飛びこむ前の きんちょうは 泳いだ後に 笑顔に変わる

馬橋北小学校1年 Sさん
やすみのひ かぞくででかけた こうえんで みつけたしあわせ よつばのくろーばー

矢切小学校1年 Tさん
カラカラと ふるとおとなる ミニちょうちん おさるのはいった ふうせんカズラ

色花さん 表彰式の一日

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色花さんは、表彰式を待つ控え室でも、食事の時でも、ぬいぐるみの靴下にゃんこ(おこげとロッシー)ちゃんを、つねに守り神のように抱いていました。普段も、0才の頃から、座るときもいつも放さずにいたそうです。

 

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お父さんの中村吉宏さんは、浅草のマッサージ治療院の院長さんです。
治療で忙しい中、会場に駆けつけ、表彰式が終わるまで一緒にいました。

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表彰式の写真

表彰式も終わり、家庭倫理の会松戸市の皆さんとホールの玄関で記念撮影。

いろはちゃん?と色花さん?

いろはちゃんは、昨年、9月の子供短歌コンクールの応募時は、まだ色花という漢字を習っていなかったので、「中村いろは」という平仮名の名で応募しました。その後、1年生の3学期になって色という漢字と花という漢字を習いました。表彰式では、「中村色花」という名で賞状を受け取りました。

エピソード 蘇った特選の短歌

子供短歌コンクールの応募期間は、毎年6月から9月末日です。中部小学校でも、夏休み前から、子供短歌の希望者を募りました。9月末の締め切り前に、応募用紙を、窓口の家庭倫理の会松戸市に送りました。
ところが、9月の授業参観の日、中村色花さんの応募用紙が色花さんの机の奥から出てきたのでした。担任の先生が、色花さんの机の奥にくしゃくしゃになって丸まっていた応募用紙を見つけました。先生はびっくりしてお母さんに連絡、追加として、急遽、コンクールの窓口に送り、締め切り日に間に合いました。
その、机の奥に埋まっていた色花さんの短歌作品が、次から次と5次の予選会を勝ち抜き、晴の特選歌に選ばれました。
まさに、蘇った特選の短歌でした。

~短歌作品のイラスト絵~

この記事中のイラスト絵は、ライター(市民記者)の水村和香(みずむらよりか)さんが描いてくれました!
廣瀬 亘

廣瀬 亘 (ひろせ わたる)

東京浅草生まれ。松戸在住54年。趣味は歩くこと・ラジオ体操・短歌・囲碁・LINE・Facebook。広報まつどを見て、歩く催しやまつど生涯学習大学講座に参加。知り得たホットな穴場や文化活動や若い人たちの活動を中心に紹介しています。

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