つながってる2016年9月13日

【番外編】 もう一つの甲子園 ~ 『青春描く』 8分17秒に込めた想い ~

今年の春、千葉県立松戸高等学校が『日学・黒板アート甲子園(第一回)』にチャレンジした記事(前編後編)を書きましたが、今回はその時に取材に来ていた【千葉県立検見川高等学校 放送委員会】のもう一つのチャレンジの様子をお送りします。
♠ もう一つの甲子園 ~ NHK杯全国高校放送コンテスト ~ ♠
NHK杯全国高校放送コンテストとは…「アナウンス」「朗読」「ラジオドキュメント」「テレビドキュメント」「創作ラジオドラマ」「創作テレビドラマ」の6部門で審査が行われ、各都道府県の地区大会を通過した生徒が東京の全国大会で日頃の活動の成果を発表する、今年で63回目を迎える歴史あるコンテストです。

『日学・黒板アート甲子園(第一回)』には、県立松戸高校からは4つのチームがチャレンジしましたが、検見川高校放送委員会はその中の1つのチームを追いかけてドキュメンタリー作品に仕上げ、「テレビドキュメント」部門にエントリーしました。

検見川高校の他の部門のエントリー作品も、千葉県の予選・本選を勝ち抜き、7月25日から28日に東京で行われた全国大会に出場。
果たして、その結果は…それは後でのお楽しみ!

NHK杯全国高校放送コンテストこちらのサイトで、入賞作品のストリーミングがご覧になれます。

検見川高校検見川高校放送部

放送部員の(左)古家さん (右)成田さん

検見川高校検見川高校放送部2

2日間にわたりカメラを回し続けました


§ それでは、「青春描く」の作品を見てみましょう。 §
カメラが回り、ナレーションが流れ始めます。(ナレーターは 伊丹幸輝 さん)

検見川高校(タイトル)

オープニングタイトル

黒板アート、黒板ならではのスケール感とチョーク独特の温かみが魅力で、今話題となっているアート作品。今年の春に、高校生を対象に黒板アートのコンテストが行われた。春休み2日間を使って、このコンテストに挑戦したのが千葉県松戸高校の5人…

検見川高校(0h)

最初のタッチ、さぁ始まりの時

春休みになった。制作一日目。
「高校時代のうちに皆で何か作品を残してみたいと思ったので参加しました。」
「チョークで上手く表現できるかということと、思い描いているものが上手く形にできて、それが見る人に伝わるか不安でした。」
5人各々が黒板アートに懸ける想いを語ってくれました。

検見川高校(4h)

描き始めから4時間が経過

もうすぐお昼、ここまでは順調に進んでいた。
ところが体調を崩した生徒が一人、朝から具合が悪かったようだ。
描くと決めた5人だから、5人で完成させたかった…
この日は最後まで5人で描き続けた。

検見川高校(9h)

2日目(9時間)を迎える

午後6時、制作一日目が終わった。
そして二日目の朝がやってきた。
昨日の疲れが少し残っているようだ…

検見川高校(11h)

11時間が経過

 この日は、ネット上に松戸の情報を発信している松戸市民記者の萩原さんが取材に来ていた。
「気の合う友達同士で、皆すごく楽しそうに描いている。自分の高校時代を懐かしく想い出します。」

検見川高校(15h)

15時間経過、もうすぐ終了の時間

 完成が近づいてきた…制作に掛けた時間は15時間、やっとの思いで作品が完成した。
「最初はすごく不安だったけど、皆で最後までやり切れて良かった。私たちの青春はこれなんだ、と思いました。」
「形に残すのも良いが、皆で描き終わった後の達成感は想い出に残りました。形は残らないけど、皆の心に残るものが出来たので良かった。」
「残念ながら黒板アート甲子園での結果(惜しくも入賞はならず)は残らなかった。最初で最後だと思うと、貴重な経験だった。でもまた5人揃えば黒板アートができるので、これが決して終わりではない。」

検見川高校(完成)

ついに作品完成

何も描かれていない真っ新な黒板から、チョークの粉だらけになりながら2日間…遂に、作品が完成!

検見川高校(始業式)

誰が黒板消しを手にするのか?

そして、春休みも終わり…、4月6日の始業式の日。

検見川高校(消す)

ありがとう! 皆

教室に集まった仲間たち。2日間掛けて描いた作品を消すときがやってきた。

検見川高校タイトル(青春描く消す)

特別に描いてもらった作品タイトル

結果は残らなかったけど、想い出は残った。。。

検見川高校タイトル(青春描く)

青春描く

彼女たちは「青春をここに描く」


カメラは止まり…高校生たちが共に過ごした2日間は、大事な想い出として8分17秒の世界に閉じ込められた。

~ NHK杯全国高校放送コンテストの様子 ~

一学期も終わり、夏休み。検見川高校放送委員会の部員たちの熱い夏がついにやってきた。
「青春描く」の作品は千葉県予選を無事通過、千葉県本選では何と【最優秀賞】を受賞し、念願の全国大会に進出、準々決勝(7月26日)・準決勝(7月27日)・決勝の日(7月28日)を迎えます。

テレビドキュメント部門にエントリーした本作品「青春描く」は、全国大会の準々決勝を勝ち進み、惜しくも決勝進出は逃しましたが、優良賞(4位)!!を獲得しました。おめでとう!

検見川高校放送委員会はその他の部門においても全国大会に進出しており、
・朗読部門では 鈴木 崚汰さんが見事優勝!!!
・ラジオドキュメント部門の「未来が見えない」と 創作ラジオドラマ部門の「明日の放送もお楽しみに!」制作奨励賞!
に輝きました。皆さんの活躍に拍手。

検見川高校大会発表前

発表前の会場風景…ざわめきと緊張が渦巻く

決勝の会場はNHKホールですが…作品「青春描く」は惜しくも決勝進出には至りませんでした。。。

でも、君たちにとっては、県立松戸高校の教室が最高の舞台だったのではないでしょうか。

検見川高校大会賞状

優良賞の賞状を手に

検見川高校大会メンバー

うれしそうな笑顔の制作者たち
後列左から、伊丹幸輝さん、古家渉さん、野本健介さん
前列左から、坂本雪乃さん、成田知弥さんの5人


 

暑い日々が続いた夏の日に…一通の封筒がポストに。差出人を見ると検見川高校放送委員会の文字が。
早速、封を開けて中を見ると「丁寧な文字で書かれた一通の手紙」と「DVD」…

検見川高校(手紙)

夏休みに舞い込んできた思いがけない贈り物。
宝物として大事にとっておきます

DVDを何回も繰り返し・繰り返し見ていたら、さくらが満開だったあの日を懐かしく想い出しました。

春休みの撮影から早6ヶ月が過ぎ、高校生活も残りわずか。
『日学・黒板アート甲子園(第一回)』に挑戦した県立松戸高校の生徒たちも、『NHK杯全国高校放送コンテスト』にチャレンジした検見川高校放送委員会の生徒たちも、次の目標に向かって走り続けています。
高校生らしく、元気よく!

この記事を書いたライター(市民記者) 萩原 義信

松戸に住んで20年が過ぎ、いつも歩き・走り回っている自分の街「松戸」について、もう少し詳しく知りたくなりました。松戸での身近な出来事・いつも見る風景の中から、松戸らしい"やさしい暮らし"を皆さまとともに感じられたらと思っています。