つながってる2016年9月21日

松戸の梨から広がる~美味しいの輪~!

梨の生産量日本一は、千葉県なんです!
温暖で水はけのよい土地が、梨の栽培に適しているのだそうです。
そんな千葉県の松戸市内には、約60軒の梨農家さんが 美味しい梨を生産しています。

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松戸市観光梨園は、高塚上地区(17軒)・高塚下地区(16軒)・五香金ヶ作地区(12軒)・六実地区(7軒)と4つの地区にあり、8月中旬~10月中旬ごろまでの間、梨もぎや直売をしています!
各農園のおすすめ情報などの詳細がわかるパンフレットは、市役所、各支所の窓口、農協などにありますので、ぜひお手に取ってみて下さい。お得なクーポンも付いています!

贈答にも喜ばれている松戸の梨を訪ねて、観光梨園を取材してきました。


梨の美味しい食べ方~

 ◆松戸の梨はエコファーマー

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観光梨園の梨畑に一歩足を踏み入れるとお気づきになると思いますが、ちょっと肥料が臭っています。
それはエコファーマーの証(あかし)です。
エコファーマーとは、「土づくり」「化学肥料を減らす」「化学農薬を減らす」という3つの取り組みで、環境に配慮した生産をしている農業者で、都道府県知事の認定を受けています。

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松戸市観光梨園組合連合会・会長「高春園」高橋治さん

常連のお客さんには、有機の肥料で育てた梨と化学肥料で育てた梨の味の違いが分かるんです。
有機の肥料で育てた梨は、蓄積された栄養分が濃い味を出してくれます。
納得した商品を作るために、有機の肥料にはこだわっています。
美味しい梨を収穫するために、毎朝収穫前に味の確認を欠かしません。
そして贈答用の商品も、もぎたての納得した商品しか送りません!
と、松戸市観光梨園組合連合会・会長「高春園」の高橋治さんは言います。

美味しい梨を作るために、日々丹精込めて育てているという気持ちと自信が伝わってきました。
エコファーマーの梨園では、セミにも良い環境の様でした~。
◆食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やして、薄く皮をむく

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とっても甘くてみずみずしい~豊水梨

観光梨園でもいだり直売所で購入した梨は、市場を通していないので木で完熟して食べごろになっています。
食べごろでもぎたての新鮮な梨は常温で保存し、食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やして、薄く皮をむいて食べるのが一番美味しい食べ方です!!と高橋さん。

それぞれの観光梨園では試食が出来るので、お気に入りの味の梨園を探してみるなんてことも出来ます。

◆「輪切りむき」は簡単でエコ
「梨をむくのが面倒!」という方に、「輪切りむき」は簡単です。
むつみ石井梨園さんが教えてくれました。

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輪切りにしてぐるっと皮をむくだけで簡単に食べれて、皮と芯の部分しか残飯が出ないのでエコなんです!

松戸は二十世紀梨(にじっせいきなし)発祥の地

二十世紀梨は、1888年松戸覚之助によって二十世紀が丘梨元町(現)で発見されました。
松戸覚之助は、試行錯誤を続け苦節10年原木を育て、「二十世紀の王者となる果物」との期待を込めて「二十世紀梨」と命名しました。
松戸で生まれた二十世紀梨は1904年鳥取県に渡り、今では二十世紀梨の生産量日本一は鳥取県となっています。

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大橋小隣の二十世紀公園にある、二十世紀梨生誕の地碑

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「二十世紀梨 感謝の碑」オブジェと二十世紀梨原樹碑

◆ 大橋小学校の「二十世紀梨(にじっせいきなし)」が松戸と鳥取を結ぶ

大橋小学校は、松戸市二十世紀が丘梨元町にある小学校です。
二十世紀梨が鳥取県に渡ってから100周年を記念して、2002年同県から4本の梨の木が大橋小学校に植えられました。
大橋小学校では毎年4年生が校内にある梨畑で、4本の二十世紀梨を育てています。

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大橋小学校内の梨畑

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デリケートな二十世紀梨の作業には、受粉・小袋かけ・消毒・大袋かけなどがあり、JA鳥取中央梨連絡協議会や鳥取県東京本部の方、松戸市観光梨園組合連合会の方たちの指導のもと、梨を育てています。
丁寧な指導のお蔭で、9月の「収穫祭」では立派な二十世紀梨が沢山収穫できました。

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お世話になった来賓の方:左からJA鳥取中央梨連絡協議会会長・寺地政明さん、鳥取県販路拡大輸出促進課・羽田直樹さん、鳥取県東京本部・西村昌教さん、山本真紀さん、松戸市観光梨園組合連合会・眞嶋昇さん、渡来和治さん、高橋治さん、松戸市梨研究会会長・渡来隆雄さん

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 子供たちが収穫した二十世紀梨

収穫祭は、鳥取と松戸の梨の生産関係者間の交流の場にもなっていました。
収穫した美味しい梨を試食している時は、子供達だけでなく生育に関わった全ての人に笑顔が広がっていました。
◆松戸の小学校では3年生で松戸の梨を勉強しています

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松戸の農業についての勉強のなかで、梨の事を学びます

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”美味しい!”が届く~

まつどの梨100箱寄付
毎年、松戸市観光梨園組合連合会と松戸市梨研究会加盟園により松戸市に梨が100箱寄付されています。

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 平成28年8月26日市役所正面玄関前での贈呈式

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 積み上げられた106箱の梨

今年は106箱の幸水梨が、市内71の福祉施設に贈られました。
老人福祉施設(26施設52箱)、障害者施設(40施設48箱)、こども発達センター(1施設2箱)、児童館(3施設3箱)、児童養護施設(1施設1箱)に、美味しい梨が届けられました!
 ◆韓国の国会議員も視察に
 取材中の8月下旬に、韓国セヌリ党(与党)国会議員 姜孝祥(カン ヒョンサン)氏が行政視察として、「ふるさと納税のしくみと松戸市の取り組み事例視察」の一環で、観光梨園で梨もぎを体験されました。
もぎたての梨の試食では、「甘くて、みずみずしくて、美味しい~!」と松戸の梨に満足して頂きました。

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ふるさと納税の特産品に、来年から松戸の梨が選べるようになります!
◆ドミニカ共和国で松戸の梨が栽培される?!
2018年女子ソフトボール世界選手権千葉県で開催されるにあたっての事前キャンプ地招致や、
2020年東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ地招致とホストタウンを目標として、都市間交流が始まっています。
さらに、ドミニカ共和国公使が松戸を訪れた時に松戸の梨を大変気に入って頂き、ドミニカ共和国でも梨を栽培したいと希望されました。梨栽培が可能であるかの視察を行った結果、栽培可能なラ・ベガ州に今年(2016年)11月に苗木をおくり植え、育成状況を観察していくことになりました。
将来、ドミニカ共和国で松戸の梨が食べられる様になるかもしれません~!

101_00_00.gifドミニカ共和国

 ドミニカ共和国の公用語はスペイン語

ドミニカ

2016年6月ドミニカ共和国視察


松戸の二十世紀梨の原木から、お馴染みの幸水や豊水といった子孫が交配により生み出されていったのだそうです。

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みのりちゃん
一定基準を満たした松戸市産農産物に表示されています

日本の梨は、「青梨」「赤梨」と大きく2種類に分類されています。
果皮が緑色の二十世紀梨は「青梨」、果皮が茶色い幸水や豊水は「赤梨」、それぞれ食感や糖度や酸味などに違いがあります。
松戸の梨園では、幸水(赤)→豊水(赤)→菊水(青)→二十世紀(青)→新星(赤)→かおり(青)→あきづき(赤)→新高(赤)→新興(赤)と、8月中旬から10月中旬ごろまで次々に違う味をもぎたてで楽しめます。
品種の違いだけでなく、「青梨」or「赤梨」の味の違いも楽しむことが出来ますね!

もぎたてで、新鮮で、甘くて、みずみずしくて、美味しい梨が身近に食べられるのは、贅沢ですよね!
そんな松戸の「美味しい」が、海外でも育つかもしれないなんて、夢が広がります!

この記事を書いたライター(市民記者) 清水 美惠子

松戸在住14年、6年前に家を建てました。夫・2人の子供・義母+ねこ1匹家族の主婦で、ライフオーガナイザー&ルームスタイリストの仕事をしています。街を愛し街に愛されるをモットーに、”まつどやさしい暮らし”を発信しています。