ほっとできる2018年8月24日

国分川リポート

松戸の川といえば「江戸川」、そして「坂川」をイメージする方が多いかもしれません。実は松戸市を源流とする川があるのをご存知ですか?
松戸市五香西付近を水源とし、市内南東部から市川市を経て東京湾へと注ぐ川「国分川」。今回はそんな「国分川」にスポットを当ててみたいと思います。

新たな憩いの場所として

一級河川である「国分川」の起点は黎明橋(まてばしい通りとの交点)で、これより上流は「春木川」と呼ばれます。
今回はこの黎明橋から散策スタート!それでは行ってみましょう。
黎明橋から獅子舞橋にかけては、川の両側に遊歩道が整備されています。桜の木が植えられており、新たな市民の憩いの場所として賑わいを見せています。
ただし川沿いに街灯はないので、暗い時間の散歩はおすすめできないかもしれません。
東松戸のマンション群を遠くに見ながら散策。住宅地が近いにもかかわらず、国分川の周辺には多くの自然が残ります。
川辺からはカエルの鳴き声が!記事ではお伝えできないのが残念。
散歩を楽しむ人、ランニングを楽しむ人、サイクリングを楽しむ人、バードウォッチングを楽しむ人、国分川の楽しみ方は人それぞれ。
こちらは名物(?)のモノレール。元々千葉市を走る千葉都市モノレールで走っていたものを、昭和の杜博物館で譲り受けたもの。
畑の中にいきなり現れるモノレールは、やはりインパクトがあります。
川周辺のみどりと青空のコントラストがうまくマッチしています。こうして見ると空って大きいんですね。
今年の4月には「国分川さくら祭り」が初めて開催されるなど、これから新たな話題スポットになりそうな予感。
桜の樹もまだ細いですが、これから街とともに成長してゆくでしょう。

まだまだ課題の多い現実

さらに下流へと足を進めます。獅子舞橋を境に国分川分水路が右に分岐。ここから下流は今までの自然豊かな護岸とは少し景色が変わってきます。
獅子舞橋から下流になる大橋地区などではコンクリートの護岸となり、自然らしさは感じられなくなります。
以前は和名ヶ谷地区の国分川もコンクリートの護岸でしたが、遊歩道の整備とあわせ、昔ながらの護岸に「復元」されました。
一方で残念な部分も。一部の地域ではまだまだ下水道が整備されていない地区も多く、生活排水が垂れ流しになっている箇所も。
松戸市の下水道普及率は81.7%(2017年度)。都心への利便性の良さから「市街化調整区域」においても宅地開発が進められており、これら地域においても下水道の早期整備が求められると感じました。
大橋(国道464号線との交点)から下流の地域ではちょうど護岸工事が行われていました。
大型重機を使って従来のコンクリート製の護岸を解体しているところ。(2018年6月撮影)
そしてこちらは護岸工事が完了したエリア(松戸向陽高校付近)。奥に見えるのは北総線の高架橋です。
コンクリート製の護岸と違い、自然が戻ってきている様な感じです。ちょうどトンボが飛び交っていました。
県道松戸原木線(旧・市川松戸有料道路)を渡り、聖徳学園の脇までやってきました。今回の散策レポートはこちらまで。
ここから先、市川市を流れる区間でも春には桜並木、また5月には鯉のぼりフェスティバルが行われるなど、四季を通して楽しむことができます。

国分川の小さな旅、いかがでしたか?
今回散策してみると、住宅地の近くにも身近な自然がたくさんあると改めて実感しました。ジョギングコースに犬の散歩など、皆さんそれぞれ楽しみ方を見つけている様でした。
下水道の整備や護岸整備などまだまだ課題はありますが、「市民の財産」としてこれからも大切にしてゆきたいと感じました。
近い将来、国分川で釣りや水遊びができる日が来るといいですね。

この記事を書いたライター(市民記者) 倉地 大

子供の時からずっと松戸で育った正真正銘「松戸っ子」。趣味は旅行と写真。日本全国の都道府県を全制覇しましたが、やっぱり松戸がイチバン!松戸の魅力をいろいろ伝えていきたいと思います。